麺茹でや天ぷらの調理は、妹の恵さんと晃久さんで補完しながら行っている。お互いの動きを確認しながら、天ぷらの揚がり時間とそばの茹で時間などを合わせていく。もちろん息もピッタリ。一方、お母さんはもつ煮込みやいなり寿司、おつまみ作りを担当する。また全員で、給仕やお客さん対応を行っている。

かき揚げはカリッカリ、そばはコシもよく、つゆは自家製

 さて、注文の「かき揚げ」と「選べるぷち丼セット」が完成した。まずはもりつゆをひとくち。鰹節、鯖節、日高昆布から出汁を丁寧にとり、生返しを合わせて自家製している。節系の出汁の味が広がり、その後昆布の味が広がる。

 そばは生麺を使用して茹で立てでコシもよい。「かき揚げ」は玉ねぎ、にんじん、春菊などの野菜を使い、大きくてカリッと揚がっており、箸で簡単にほぐすことができる。

「ぷちカレー」はちょっとだけ食べたい時にはぴったりの量。カレーにはジャガイモがごろっと入ったそば屋の味というか家庭の味。女性やお年寄りにも人気だそうだ。

ミニ丼だけの注文もOK、好きなトッピングで丼も作れる

 池田店長に訊いてみると、お年寄りのお客さんを考慮してミニ丼だけの注文もできるという。カウンターで注文を受けているとのこと。また、好きなトッピングで丼を作ることもできる。そこで、さっそく「半ライス」、「コロッケ」、「温泉玉子」、「ウインナー天」を買って「自家製コロッケ玉子丼」を作ることにした。

 

 待つこと2分。「半ライス」、アツアツの「コロッケ」、「温泉玉子」、「ウインナー天」が登場した。「自家製コロッケ玉子丼」を作ってソースをかけて食べていく。お米はあきたこまちを使用している。すごくうまいので驚いた。

 また別の日に訪問し、池田店長おススメの「豚と梅おろしのつけそば」(690円)を注文した。冷しそば用につくった冷たいつゆに豚バラ肉がたくさん入っている。お好みで「梅肉」、「大根おろし」、「わさび」をのせて混ぜて食べる。これからの季節には最適なメニューである。

2023.06.11(日)
文=坂崎仁紀