天皇ご一家は、日本時間3月22日に行われたWBCの決勝戦をテレビで観戦された。ご家族そろって3大会ぶりの日本の優勝を喜ばれ、日米両チームの選手たちの健闘をたたえられたという。

「雅子は非常にうまいんですよ」

「ご一家は野球好きで知られ、天皇皇后両陛下はお小さい頃から野球に親しんでこられました。実際に、2006年と2009年のWBCの日本戦を東京ドームで観戦されています。ときには身を乗り出して、拍手を送られました。

 特に雅子さまは中学時代にソフトボール部で活躍された経験をお持ちで、陛下が『宮内庁職員を相手にソフトボールをやっています。雅子は非常にうまいんですよ』と明かされたことも。雅子さまのご観戦ファッションは颯爽としていて、2006年3月の日韓戦では、テーラードカラーのチェックジャケットにダークブラウンのパンツ姿。貴賓席に入られる両陛下のお姿が場内のスクリーンに映し出されると、大きな歓声と拍手が起こり、笑顔で応えられていました」(皇室担当記者)

 

雅子さまは大谷翔平選手にご注目

 今大会でもっとも活躍した選手の1人、大谷翔平選手については雅子さまも以前から注目されており、大リーグMVPに選出されたことを称賛された。

〈スポーツの分野においては、投打の「二刀流」で、この秋日本人として2人目の大リーグMVPに満票で選ばれた大谷翔平選手の活躍も、多くの人々に勇気と希望を与えたものと思います。〉(2021年12月、誕生日文書)

愛子さまは決勝戦をテレビでご観戦

 両陛下の長女・愛子さま(21)は4月から学習院大学4年生で、目白キャンパスへ登校される見通しだが、決勝戦をご両親とご一緒にテレビで観戦し、声援を送られたようだ。

「愛子さまもお小さいころから、職員たちと野球を楽しまれ、速い球を投げていたそうです。野球ファンになられたきっかけは、やはり日本が連覇を果たしたWBCでした。宮内庁の野村一成東宮大夫(当時)は、愛子さまがテレビでWBC中継をご覧になったことをきっかけに、野球に強い関心を持たれたことを会見で明かしました。

2023.04.18(火)
文=佐藤あさ子