男の子はやっぱり電車が大好き!

トランジットミュージアムのギャラリーには、歴代の改札が一直線に並んでいます。こんなにも変わっていったのだなと驚きました。NYの地下鉄は一律料金のため、入場の際にだけ切符が必要で、出るときは何も入れません。博物館の出口には古い改札を使っています

 1歳前から鉄ちゃんだった長男。保育園でも園庭で遊ぶより、電車図鑑を見ている方を選ぶほどで、週末は新幹線ホームで2時間過ごすなんてこともありました。3歳になって恐竜好きも混ざりましたが、渡米してまず夢中になったのが、「NYの地下鉄」とアニメ「Dinosaur Train(外部サイトを見る)」でした。英語も第一声が「Brooklyn bound is now arriving」という駅のホームに流れるアナウンス……。こう呟きながら家の中を走り回っていました。駅では地下鉄マップを見つけては立ち止まり、路線図も暗記。観光客に乗換えを質問されても、長男に聞けば説明してあげられるというオタクぶり。次男が生まれたばかりの頃は、父子で、まだ降りたことのない駅、まだ乗ったことのない路線を乗って、過ごす週末もありました。

ブルックリンとクイーンズを走っていたトローリーGrand Street Line。1949年12月にトローリーは廃止され、バスへと変わりました。バスも地下鉄もトランジットミュージアムと同じ会社MTAが運行しています

 その後、電車&恐竜→宇宙と熱中するものは変わりましたが、電車愛は根強く、長男はホームで「A LineなのにC Lineの車両を使っているね」と言ってきたり、「なんでこの車両がここを走っているんだ?」みたいな独り言を呟いています。私はといえば、それまでNYの地下鉄は外見には差が無くて、各路線のマークの色が違うだけと思っていました。

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2013.07.06(土)