第20回イスタンブールジャズフェスティバル

今年のポスターもIKSV御用達デザイナー、ビュレント・エルクメン((C)IKSV)によるもの

 今年もイスタンブールジャズフェスティバルの季節がやってくる。毎年7月上旬にイスタンブールで催されるこのジャズ祭、20回目という区切りを迎える2013年は、7月2日~18日、29日に開催予定だ。

 主催は、イスタンブール映画祭など様々な文化的事業を古くから手がけているイスタンブール文化芸術基金(IKSV)。IKSVはこれまでもダイアナ・クラールやナタリー・コールといった大御所から、ノラ・ジョーンズやジョス・ストーンといった若手、さらにエルヴィス・コステロ、スティングやエリック・クラプトンなど幅広いジャンルに渡ってビッグアーティストを招聘してきた。

 毎年5万人動員するこのフェスティバル、今年の目玉はR&B界で活躍するアリシア・キーズやジョン・レジェンドなど。このほかトルコ国内のジャズシーン活性化を目的としたシリーズ企画も色々あり、『ヨーロッパジャズクラブ』『巨匠との出会い』というイベントでは、海外のジャズミュージシャンとトルコのミュージシャンのセッションが多く盛り込まれている。『トルコ初のジャズの声』企画では、トルコ初のジャズシンガー、セヴィンチ・テヴスを偲んでトルコジャズミュージシャンたちが一堂にライブを行う。

左:フェスティバル初日は、かっこよくてキュートなアリシア・キーズ(Michelangelo di Battista)
右:1976年に亡くなったトルコジャズの母、セヴィンチ・テヴスは2009年にIKSVより名誉賞受賞((C)IKSV)

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text&photographs:Aki Yasuo