●蒸して作るヘルシーなチーズフォンデュ

 蒸し器の性能をフルに活かそう! を建前に、これを駆使すればもしや他に料理を作らずともブランチが一挙に完成するのでは? というズボラ心が芽生えたため、レシピブックに掲載のあったせいろを2つ同時に使うチーズフォンデュを作ることにしました。

 まずは、水を規定の量注ぎます。蒸し時間15分で200ミリリットル、60分で700ミリリットルほどです。

 水の入れすぎは途中で溢れ出す場合があり、また今度は少なすぎても空焚きになるので、最初はレシピブックを参考にするといいですね。

 本体の中央にあるのは同社が開発した蒸気筒です。これがあることにより短時間で効率よく蒸気が発生するそうで、現在特許出願中なんだとか。

 ニンジン、ブロッコリー、マッシュルーム、ソーセージ、バゲット、カマンベールチーズなど材料を準備したら、野菜とパンは食べやすい大きさにカット。

 せいろに直接食材がくっついたり、匂いが移ったりしないために、クッキングシートか布を敷きます。せいろに合うクッキングシートの作り方は、レシピブックに載っているのでご安心を。

 下段のせいろに野菜、キノコ、ソーセージを並べ、上段にはパンと器に入れたカマンベールを置き蓋をしたら25分ほど蒸すだけ。

●ワインも添えて優雅なせいろdeブランチ

 完成したチーズフォンデュがこちら。

 湯気とともにほわっと立ち上るせいろの木の香りに、あぁ〜なんて豊かな暮らし。と食べる前からしみじみ。せいろは、そのままデーブルに並べても様になるのが嬉しく、テンション上がって白ワインも用意しちゃいました。お酒があると休日感がぐっと増しますよね。

 野菜はふっくらでみずみずしさも含んでいて、素材本来の旨みと甘みが存分に味わえます。ソーセージはプリッと食感がよくジューシーでこれまた最高。

 実は日にちが経っていて少しパサついていたバゲットは、驚くほどしっとりふかふかになっていました。

 水分を程よく加えながら均一に熱を伝え蒸すため、電子レンジとは違い出来上がりにムラができないんです。

 とろけたカマンベールに野菜やパンを絡めれば、もうワインが進む進む。ディップ用にオリジナルでソースも用意しましたが、レシピブックにも8種類ものソースの作り方が載っており、これを参考にしてもいいですね。

2021.07.10(土)
文・撮影=百瀬 恵(Five Star Corporation)