参加11カ国、他国の展示に見入ってしまいました

アクティビティは8コーナー設置。塗り絵だったり、月のカレンダー製作だったり、子ども達は食べながら参加するのがアメリカっぽかったです。一番人気は、マトリョーシカデコレーション。そのお隣で、折り紙を教えました

 長男の仲良し君のママさんが、インターナショナルフェスティバルの幹事を勤めるということで、「JAPANブースを手伝ってくれない?」と頼まれました。「折り紙を教えてあげて!」というので、「それくらいなら」と軽い気持ちでOKしたら……、幹事ママは自国を担当するので、お友達の日本人ママと2人で日本ブースを担当することになっていて、大慌て。

 準備期間は3週間弱。ほぼ毎日、あれを準備して! これを準備して! というメールが届きました。七五三やこどもの日など、子どもにまつわる行事を写真と英文で模造紙2枚に手作りしたり、200人分の手土産(グミ)を用意したり、日本政府観光局NY事務所で資料やポスターをいただいたり、スライドショーを準備したり……。ここまでやって、当日は一般客同様入場料20ドルを払うと知って、更にびっくり。折り紙とグミも自己負担だったので、保護者の誠意と寄付でこういうイベントが成り立つというのはスゴイです。

料理コーナーの一角。この5倍以上の料理が並びました。そして、各料理は、それぞれ解説つきでした。ひとつずつゆっくり読む時間がなかったのが残念です

 当日は、予想以上に人が集まり、人を掻き分けないと歩けないほど。参加11カ国は、それぞれが趣向を凝らした装いで、他国の展示に見入ってしまいました。各国料理が並ぶコーナーもあり(こちらも保護者の寄付)、興味津々。私の大好きな中南米料理タマリもあって、手作りが食べられるとウキウキ!

 しかし、お役目があるので、まずはそちらに専念。折り紙は、私の予想とは裏腹に男の子の方が「兜を折りたい!」「飛行機を教えて~」と集まってきて意外でした。ある程度、働いてから、お料理コーナーへ。念願のタマリや普段はお目にかかれない料理を堪能。これだけの多国籍料理が一堂に会するのはNYならではだなと思いつつ、舌鼓を打ちました。

田口玲子 (たぐち れいこ)
東京都生まれ。6歳と1歳の息子たちと共に、ニューヨーク・マンハッタンに住む。出版社にて週刊誌編集部、女性誌編集部、広告部を経て、夫の赴任に伴い2010年夏にニューヨークへ。渡米後、次男を出産した。旅行好きで訪ねた国は30カ国以上。旅するのと、生活するのは違うということを痛感する日々。子育ての合間の楽しみは、ベーグル店巡り。

Column

NYで子育てしてみました!

息子の幼稚園はマンハッタンのど真ん中! 英語はかたこと、さて……。ほんわかNY子育て記

2013.03.01(金)