安心安全なお菓子のために
国産小麦を使用

 手作り市などのイベントで人気を集めているお菓子屋さんが常設店舗を構えたという情報を、最近よく耳にするようになりました。

 「お菓子ふぃーるど」もそのひとつ。大阪モノレール彩都線豊川駅から徒歩約12分。周辺に田圃が残るのどかな場所の工房を改装して、2014年秋から週1回金曜日と不定期で月1回土曜日にもオープン。

 3人も入ればいっぱいの小さなお店に、遠方からのファンがわざわざ訪れています。

 お菓子を作るのは、西村りえ子さん。

 「製菓学校の通信制で学んだり、各地のお菓子教室に通ったりして、さらにケーキ屋さんで働いたりして、お菓子作りの腕を磨くうち、毎週のようにイベントに出店するようになったんです」とにっこり。

 2013年に工房を持ってからは、ソリオ宝塚の「マルシェdeソリオ」、大阪南港「OSAKAアート&てづくりバザール」や神戸ポートアイランドの「わんわんマルシェ」などに出店。ファンが増えてきました。

 西村さんがお菓子作りに使うのは、国産小麦粉やアルミニウム不使用のベーキングパウダー、よつ葉バターなど。

「果物はできるだけ低農薬、減農薬のもの。安心安全なお菓子を心がけて、ひとつひとつ丁寧に手作りしています」

2019.08.11(日)
文・撮影=そおだよおこ