日常から離れ、贅沢を味わいたい大切な記念日。移動の時間も最高級の空間で、ゆったりと過ごしたい。それならば新幹線。しかもグランクラスが最適だ。


グランクラスから始まる
思い出まで楽しめる旅

「はやぶさ」のグリーンと白の車体が、桜の風景に映える。ピンクのラインがアクセント。

 記念日の旅は一枚の写真から始めたい。特別な時間を焼き付けた場所を目指して。大切な一日だから、移動にも上質な空間や時間が必要だ。

 東京駅から東北新幹線「はやぶさ」の先頭車両に乗り込む。カモノハシを思わせるロングノーズに乗ること自体、すでにいつもの旅とは違っている。

ひとつの車両に18席のみの贅沢な空間。

 “新幹線のファーストクラス”と謳われるグランクラス。1車両18席しかないキャビンは広々とし、一歩踏み込むと、えんじ色の絨毯と落ち着いたインテリアが至福の一日を予感させる。

 座るとすぐにアテンダントが飲み物を尋ねにくる。ビールやワイン、ソフトドリンクなど10種類以上から辛口のスパークリングワインを選択する。柑橘系のさわやかな香りが心地いい。

人間工学に基づいて設計されたシートは最大45度までリクライニングが可能。後部座席への影響も心配もない。

 革張りのシートは程よい堅さがあり、安心して体を預けられる。デザインは包み込まれるようなシェル型。隣とのパーテーションもしっかりしていて二人掛けの席でも個室感覚だ。

背もたれ、座面、フットレストが、電動で体にぴったりに調整できる。

 背もたれの角度、フットレスト、座面の位置も電動で変えられ、体にフィットし負担が少ない。最大45度まで背もたれを倒しても後ろに影響がなく、心ゆくまでくつろぐことができる。

オリジナルグラスで提供される飲み物はカクテルテーブルに。※グランクラス(飲料・軽食なし)利用の場合、提供はありません。

 車窓の風景を眺めるもよし、読書を楽しむもよし、思いのままの時間。グランクラスならプライベートな静寂とラグジュアリーな安息が約束されている。

東京ステーションホテルのシェフソムリエが監修したワインが楽しめる。※グランクラス(飲料・軽食なし)利用の場合、提供はありません。

 そしてもちろん、沿線の食材にこだわり、それぞれの土地の魅力を詰めた軽食もここを選ぶ理由のひとつだ。

ブランケット以外は持ち帰り自由なアメニティグッズ。※グランクラス(飲料・軽食なし)利用の場合、一部の提供はありません。

 乗車から約2時間10分、特別な時間を堪能しグランクラスで正解だと確信するころ、列車は盛岡駅に到着した。

樹齢100年を超える小岩井農場の一本桜。牛のための日陰樹として植樹された。

 最終目的地は雫石町の小岩井農場。記念写真に写った一本桜は、今年も淡い色の花を咲かせているだろう。


上越新幹線に
いよいよグランクラスが運行!

 2019年3月16日より上越新幹線の一部、「とき」「たにがわ」でグランクラスが営業開始。

 アテンダントによる軽食、ドリンクなどのサービスはないが、そのぶん利用しやすい料金でゆったりとした空間を独占できる。

 45度まで傾斜するリクライニング、包み込まれるようなシェル型シートでプライベートな空間が守られ、最上級の旅が約束される。

●運賃・料金の例

上越新幹線、通常期「東京―新潟(片道)」の場合(大人)
普通車指定席 10,570円
グリーン車 14,160円(普通車指定席+3,590円)
グランクラス 17,250円(普通車指定席+6,680円)
※2019年2月現在

●お問い合わせ
JR東日本

http://jreast-shinkansen.com/granclass

Edit & Text=Osamu Furusho
Photo=Aflo

この記事の掲載号

あらためて京都

CREA Traveller 2019年春号

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。