アートブックとの出会いや
魅力を楽しめる1カ月
#006 TOKYO ART BOOK FAIR:
Ginza Edition
アート出版に特化した日本で初めてのブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR」によるアートブックフェア、「#006 TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」が銀座ソニーパークで開催される。
毎週末には出展者が来場者と直接コミュニケーションをとりながら印刷物の魅力を伝える「Exhibitor Booth(出展者ブース)」が並び、平日にはフェア初となる「Art Book Vending Machine(アートブック販売機)」が登場する。
平日のみ登場する「Art Book Vending Machine」には週末のブース出展者から「出展料」として集めた1,500冊を超えるアートブックがストックされており、全長12メートルの販売機でキーワードを選ぶと、それに紐づく一冊を受け取れる。
アートブックとの偶然の出会いを楽しめるユニークな販売機だ。参加料500円、または持参したアートブック1冊で参加できる。
また、国内外の個性豊かなアートブックやZINEを展示販売する「ZINE'S MATE SHOP」も開催。
フェアが設立された2009年から2015年まで毎年開催していた人気コンテンツの久々の復活だ。
一般書店には流通していないアートブックが数多く並ぶため、新しい才能との出会いが期待できる。
河井美咲やホンマタカシの
エキシビジョンも
期間中には、国内外の作家による4つの展覧会も開催される。
1番目は、イギリスを拠点とするデザインユニット「OK-RM」とアメリカ人フォトグラファー、ダニエル・シェアによるコラボレーションプロジェクト「Ex Nihilo」。
2番目は、ドローイング、ペインティング、巨大な立体作品、陶芸など様々な媒体で一目で彼女とわかるポップネスを爆発させるアーティスト、河井美咲の作品を展示。
3番目は、写真家ホンマタカシによる「Every Building on the Ginza Street」。
これは、アメリカ出身のアーティスト、エド・ルシェが1960年代以降に発表したアーティストブックへのオマージュシリーズ第9弾となる。
そして4番目の展覧会は、映画監督、小説家、アーティストなど、多方面で活躍するミランダ・ジュライによる「友情」をテーマにした「Love Bucks」。
4つの展覧会は入れ替えでの開催なので、何度訪れてもその度に新しい発見があるはず。
「#006 TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」の開催は、2019年3月8日(金)から4月7日(日)まで。
ユニークな進化を続けるアートブックの世界観を体感できるブックフェア。都会の中の公園で、新たな出会いと魅力をぜひ楽しんでみては?
「#006 TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」
開催期間 2019年3月8日(金)~4月7日(日)
開催時間 10:00~20:00 ※3月8日(金)は17:00~21:00
会場 Ginza Sony Park 地下2・3階
入場料 無料
主催 TOKYO ART BOOK FAIR / Ginza Sony Park
https://tokyoartbookfair.com/ginzasonypark/
※混雑時は入場規制をかける可能性があります。
※開催内容は予告なく変更となる場合があります。
2019.03.09(土)
文=木間のどか