ベルリン在住の料理家・あっこさんが提唱する、「スポンテニアス」な日々の料理。旬の食材を安く買って、冷蔵庫やストックにあるものと、気ままにインプロバイズ(即興で作る)! 超便利な常備食材と、季節の野菜を組み合わせたレシピをご紹介します。


寒い冬だからこそ
スパイスやハーブを取り入れて

 気がつけばもう12月。2018年も終わりですね~。早すぎて怖い。ベルリンも11月中旬から一気に寒くなりました。ちなみに2012年から住むベルリンで、私が体験した最低気温はマイナス18度! 寒いというより痛いです。

 空気の乾燥や、外気と室内との温度差、年末の忙しさなどもあり、この時期はどうしても風邪をひきやすくなります。寒いし、日も短いので室内にいる時間が長く、運動量が減り、体の代謝も下がります。

 全体的に体の働きが鈍い状態ですので、温めて血液を巡らせ、消化によい料理を作りましょう。風邪のウイルスを撃退してくれるスパイスやハーブも取り入れて自分を活性化させていきましょう。

 ドイツではクリスマスは一大イベントです。スーパーでは10月末から賑やかにクリスマスのお菓子が並びます。

 焼き菓子にはシナモンやクローブ、アニス、カルダモン、キャラウェイ、ナツメグ、フェンネルといった体を温めたり、胃腸やホルモンを助けたりするスパイスがたくさん使われます。

 素材や機能を重んじるドイツ的だなと感心します。

 同じくスパイスをたっぷり入れた温かくて甘い赤ワイン(グリューワイン)もこの時期の代表的な味。

 アルコール分が低いので、買い物中に路上のスタンドで、コーヒーやお茶の代わりに昼から飲んで温まります。日本でいう甘酒のような感覚でしょうか。

 今回紹介するシチューは何年か前に、クリスマスのお菓子を食べていた時に思いつきました。ケータリングでもとても好評です。

 ヨーロッパの人にとってシナモン、クローブ、キャラウェイ、といったクリスマス仕様のスパイスミックスは、みんな大好きな味のようです。

2018.12.23(日)
文・撮影・レシピ考案=あっこ

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