巨大な台北駅。地上6階、地下4階の建物は鉄道、新幹線、地下鉄、高速バス、さらには昨年より桃園空港行きのMRTの駅も開業し、台湾交通の主要アクセスポイントとして毎日多くの人が利用しています。
1階は鉄道のチケット売り場とショッピングゾーン、2階が飲食ゾーン、地下が各交通機関の乗り場となっており、その周りには「台北駅地下街」と呼ばれるさらなるショッピングゾーンが広がっています。
増設に増設を重ねた地下街は近年大分整備されましたが、看板があってもわかりづらく、迷子になりやすいことでも有名。
ただ、ポイントを押さえればショッピングに移動にと、かなり便利な場所です。今回は押さえておきたい台北駅地下街のポイントをお伝えいたします!
こちらが台北駅と地下街のマップ。台北駅をはさむように地下街が存在しますが、「Y区」「K区」「Z区」という3つのエリアに分かれています。
また、MRT台北駅(淡水信義線と板南線)からはM1&M2、M3~M8という出口にアクセスが可能。この付近も実はおすすめのショッピングエリアです。
MRT台北駅のM3~M7出口周辺は
手軽に欲しいものが手に入るスポット
MRT台北駅の出入り口はM1&M2が「市民大道」、M3~M7が「忠孝西路」という大きな道路に出られるようになっています。
特にM6は駅の真向かいにある「凱撒大飯店(シーザーパークホテル)」と繋がっているので、もし、迷ってしまったら、こちらを目印に一度地上に出てみるのもおすすめです。
このホテルの地下には日本のレストランをはじめとする飲食店や、台湾の人気石鹸ブランド「阿原」、1階には生姜コスメの「薑心比心」、台湾茶器ブランド「Eilong宜龍」などが入店しているので、穴場のお土産スポットになります。
「忠孝西路」側のMRTの改札を出てから階段を上り、台北駅の高鉄(新幹線)や台鉄(在来線)の改札がある方面へいく途中も便利な買い物スポットで、台湾2大ドラックストアの「ワトソンズ」「コスメド」のほか、「誠品書店」「スターバックス」に「セブンイレブン」、ドリンクスタンドの「50嵐」、飲食スペースを設けた小さなフードコートまでが揃います。
フードコートには台湾B級グルメ的な食事と豆花などのスイーツも扱う「小南門」、魯肉飯の人気チェーン「鬍鬚張魯肉飯」、さらには手土産を買える店もあるので、この小さな一角だけでお腹を満たし、ある程度のお土産を揃えることができます。
時間のない時などはコンパクトに欲しいものが入手できるこの辺りがおすすめ。
2018.10.26(金)
文・撮影=矢作晃之