◆鳥おか
[六本木]
シックな空間でいただく
厳選された11本
![今宵は、珠玉の焼き鳥とおいしいお酒をたっぷり楽しみます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/-/img_03eefeff16a25180082b9a812adf0437176845.jpg)
2018年9月13日(木)、六本木ヒルズのウェストウォーク5階「プレミアムダイニングフロア」がリニューアル。六本木の食文化の顔となる 9店が新たに加わった。そのなかでも群を抜いて注目されているのがこの「鳥おか」。
なんと、予約困難店として知られる目黒「鳥しき」の分店。「鳥かど」に続く3店舗目が、モールの中だなんて! ちなみに「鳥おか」の「おか」は、ヒルズから由来している。
![お洒落な関係図。これを見ただけでわくわくしてくる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/-/img_0f288f65c2a45553453b46059e3cb02990544.jpg)
開店時間の17時ちょうどに到着。おお、今夜も予約で満席だ。シックな内装は「鳥かど」と似ているね。コの字型のカウンターは6、6、6の18席。ほかに4名用個室が2つある。
![店を任されているのは、「鳥しき」はもちろん「鳥かど」でも研鑽を積んだ黒崎さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/e/-/img_4e2e0e3b0840408d60fc0fb952cc6442114091.jpg)
まずはここのシステムを紹介しよう。本店「鳥しき」では、30種ほど揃えたその日のネタから出てくるおまかせの串を、お腹の具合を見てストップをかける方式。
しかし、「鳥おか」では、おまかせ串11本のコース7,300円(税・サ別)となっている。〆のごはんについては、のちほど。
お通しは「季節のお野菜」。蕪の甘酢漬け、オクラ、プチトマト、エシャロット、胡瓜と鳥しぐれ煮(肉味噌)。お代わりOKの大根おろしもやってきた。
![この肉味噌がめっぽううまい。幸先のよいはじまりとなった。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/-/img_b03a3cbb54ebea20bd20270dfbdd9dac196549.jpg)
「かしわのモモ」。噛めば口いっぱいに広がる肉汁。1本目からしっかり魅了されていく。
![卓上に七味や山椒を用意。お好みに合わせてどうぞ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/-/img_fd1e0d9de7a3f9199833769775b6c114218538.jpg)
さあ、焼き鳥に合わせて何を飲もう。ライディーンIPA(1,200円)がいいかな。ノンアル派には黄金しょうがのジンジャエール(880円)をおすすめ。
ほかに、ワイン、日本酒、焼酎、ハイボール、レモンサワーなども用意。ワイン持ち込みの場合は、コルケージが3,000円かかる。
続いて、「砂肝」、「ナミ」とこちらで呼んでいる首の皮。
「白玉」は、うずらの卵のこと。半熟に火入れされ、黄身がとろりと串にからみつく。
![これもお楽しみの1本。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/-/img_6bc912d8ace27e5cee7842b63d0fa522172444.jpg)
「椎茸」。97%が水分だという代物を、カラッカラにならぬよう油や醤油で“保湿”しながら焼いていく。
つくづく感じるが、「鳥しき」系は野菜の焼きが実にすばらしい。夏にいただいたトウモロコシを思いだした。来年の夏はこちらでもいただけるだろうか。
![徳島の原木椎茸を使用。しっとり感をハフハフしながらいただく。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/-/img_13d4bf4413635ded3b52bd5fc1e0f7c9204096.jpg)
待ってました! の「血肝」。レバーである。
![タレの甘み、ほのかな鉄分がまたいい感じ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/-/img_842df54a7474414a7505c37aac75b5d3195188.jpg)
それにしてもテンポがいい。そうか、焼き台が1台の「鳥しき」に比べ、こちらは2台でやっているのだ。タッタッタッタと小気味よいリズムを刻む団扇の音。若手焼き師ふたりの動きも清々しい。
![この光景を見ながら、次に何が出てくるのか待つ時間も楽しい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/d/-/img_4d8ce4050d93b80a8866199d80c02aab165251.jpg)
2018.10.24(水)
文・撮影=Keiko Spice