ベルリン在住の料理家・あっこさんが提唱する、「スポンテニアス」な日々の料理。旬の食材を安く買って、冷蔵庫やストックにあるもので、気ままにインプロバイズ(即興で作る)! 超便利な常備食材と、季節の野菜を組み合わせたレシピをご紹介します。


晴れたベルリンでは
ランチも昼寝も外が定番

 こんにちは。ベルリン在住あっこです。

 ベルリンはドイツの北東に位置し、東にポーランド、北にデンマークとまさに北欧と東欧の境目にあります。私は2012年2月1日に初めてベルリンの地を踏みましたが、その日の気温はマイナス18度でした。寒! 太陽が出ていないと薄暗く、肌寒い。廃墟や空き地には落書きだらけ。街も飾り気がないので鬱々とした気分になってきます。

 年によっては夏でも毎日タイツをはいているくらい寒い時もあり、他のヨーロッパ諸国、特にスペインやポルトガル、イタリアなど南から移り住んで来る若い人たちはみんな天気について文句やジョークばかり言っています。

 2018年はなぜか5月頭から夏のような天気が続いて、時には33度まで気温が上昇! 快晴で風が気持ちいい! という、天国のような天気が続いていて、奇跡です。友達も「グローバル・ウォーミング(温暖化)だ!」と騒いでいます。

 普段は本当に太陽がレアなので、突然天気が良い日があると慌てて外に飛び出し、公園でビキニにサングラスでアイスを食べます。海がないベルリン。白い砂を敷き詰め、ビーチ・チェアーでビールを飲むビア・ガーデンなどが結構存在し、海気分を演出していることが余計に哀しさを誘います。

 人間は太陽を浴びると体内でビタミンDが生成されますが、不足すると落ち込んで鬱の症状が出るため、特に日照時間の短い冬はみんなサプリで補います。暗い気分を打破するためにも少しでも太陽に当たろうと、天気の良い日は読書も外で、ランチも外で、コンピューターも、昼寝も、お酒を飲むのも外でします。

 そんなわけで、朝起きて「あ! やば! 天気いい!」となったら、ピクニックをするのが定番。海のかわりにシュプレーという川の横の芝生で白鳥を眺めながら、公園の芝生や木陰で、少し郊外まで行って湖で、などいろいろなバリエーションでみんな太陽を楽しみます。

2018.07.13(金)
文・撮影・レシピ考案=あっこ

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