すぐにピクニックへ出発できる
ブルグルサラダ

 今日紹介するブルグル(挽き割り小麦)のレシピは、一昨年の突然めちゃくちゃ晴れた日の朝、友達から太陽を浴びに行こうとピクニックのお誘いを受けたが、日曜でスーパーが開いてない! でも太陽が雲に隠れる前に出かけないと! と慌てて冷蔵庫や棚をチェックし、ブルグル! すぐに炊ける! オリーブ! ケッパー! 塩レモン! ドライトマトー!!!!! 全部合うでしょこれは! と生まれました。持つべきものは保存食! 

●「ブルグルサラダ」のレシピ

■材料(3、4人分)

・ブルグル:1カップ(この時はキヌアを少々混ぜました)
・水:ブルグルのパッケージに書いてある分量
・オリーブオイル:大さじ3
・輪切りオリーブ:大さじ大盛り1
・ケッパーの酢漬け:大さじ大盛り1
・ドライトマト:25g
・塩レモン:くし切り1.5~2個分
・ルッコラ、チコリ、ほうれん草、エンダイブ、フェンネルなど冷蔵庫にある野菜や、パクチー、パセリ、三つ葉などハーブなんでも(今回は紫キャベツ2掴み、ルッコラ2掴み、人参小2本を使いました)


■作り方

(1) ブルグルに、水と粗く刻んだドライトマトを入れて火にかける。最初は強火で、沸騰したらすぐ極弱火にして15分ほど鍋で炊く。水がなくなったら味見してまだ硬ければ水(分量外)を足す。(注:キヌアなど他の材料を使う場合があったり、ブルグルの大きさによって水の量が違ったりするので、それぞれパッケージに書いてある分量や時間を目安にしてください)
(2) ブルグルを炊いている間に、上記写真のように食べやすい大きさに野菜を切る。
(3) ブルグルが炊けたら、蓋をしたまま15分ほど蒸らす。
(4) 蒸し終えたブルグルをさっくり空気を含ませながら混ぜ、ボウルに移して粗熱を取る。オリーブオイルを回しかけ、よく混ぜて、ブルグルのまわりをコーティングする。
(5) 粗熱が取れたら輪切りオリーブ、ケッパー、刻んだ塩レモンを混ぜる。
(6) 最後に2の生野菜をサクッと混ぜて、出来上がり。

 ドイツにはトルコの次にトルコ人がたくさんいるので、トルコの定番食材ブルグルはかなりポピュラーです。

 日本語では「挽き割り小麦」という名前の、パスタに使われるデュラム小麦を挽いたもので、クスクスの粒が大きくなった感じですが、外皮や胚芽を取らずに挽いてあるためクスクスと比べてかなり栄養価が高く、また歯ごたえもあり、噛むのが楽しい食べ物です。

 グルテンアレルギーの方はキヌアやきびやワイルド・ライスなど別の穀物を使ってください。

 私は一回の食事で色々な食材を食べるのが好きなので、色々な穀物を混ぜて炊いて作ったりもします。味付けはオリーブ、ケッパー、ドライトマト、塩レモンのバリエーション豊かな塩気と酸味。疲れて買い物に行きたくない時にもパパッとできますし、これからの季節には冷蔵庫で冷やしておいても美味しくて、お弁当にもぴったり。

 塩レモンはアクセントになる爽やかで華のあるフレーバーで重宝します。一度にたくさん使いませんから、一回作ったらかなり持ちますよ! サラダだけでなく、スープや、炒め物、ご飯ものにも、サンドイッチにも使えるので、常備していると超頼りになる助っ人です。私は無くなったら急いでまた作ります。

2018.07.13(金)
文・撮影・レシピ考案=あっこ