塩麹につぐ大ブーム!? 
塩ヨーグルトって、何?

 “塩ヨーグルト”を知っていますか? 無糖ヨーグルトに塩や味噌などの塩分を加えたもの。漬け床や調味料として使うと、塩麴より簡単&経済的で効果はそれ以上! ヨーグルトの乳酸発酵により、食材が柔らかくなり旨味もアップ。おまけに、美容と健康にもいい、といいことずくめなんです!

ヨーグルトは万能調味料!
料理に使ってこそ、真価を発揮

 ヨーグルトは、ジャムや果物を入れて食べるデザート……、と思っていませんか?

「実は、ヨーグルトは料理に使ってこそ、その真価を発揮するんです」と語るのは、各国料理研究家の佐藤わか子さん。

 佐藤さんは、世界各国の料理を学ぶ中で、ヨーグルト料理の美味しさと可能性に気づく。

「日本で人気のインド料理、タンドリーチキンも実はヨーグルト料理。世界三大美食と呼ばれるトルコ料理でも、ヨーグルトをよく使います。共通するのは、ヨーグルトに塩分を足して使うこと。私はこの使い方を塩ヨーグルトと呼んでいますが、和食にも応用できるんですよ」

 取り入れやすいのは、ヨーグルトに塩を足して漬け床として使う“塩ヨーグルト漬け”。乳酸発酵の力で野菜はさっぱりしたぬか漬けのように、肉は旨味が増し、柔らかくなる。

 話題の塩麴よりもさらに簡単で、経済的。この夏は、塩ヨーグルト料理に挑戦しよう。

【基本の塩ヨーグルト床の作り方】

■材料(野菜用)
ヨーグルト100g+塩小さじ1+切り昆布少々

■材料(肉・魚用)
ヨーグルト100g+塩小さじ1/2

■作り方
野菜用は、目安として、きゅうり2本に対し、約100g程度の塩ヨーグルト床が必要。肉・魚用は、漬ける食材の約10%の重さのヨーグルト床に漬けます(300gの肉であれば30gのヨーグルト床)。漬ける時間は1日~2、3日目までが食べ頃です。
※食品保存袋などにすべての材料を入れ、よくもみ込みます。

旨味アップの塩ヨーグルトを使った
レシピを大公開

『塩ヨーグルトをはじめよう ヘルシー&美味な簡単レシピ65
プレーンヨーグルトに塩や味噌などの塩分を混ぜて料理に使う、塩ヨーグルト。こちらで紹介した基本の塩ヨーグルト床のほかに、味噌ヨーグルト床、ナンプラーやカレー粉を混ぜたエスニック・ヨーグルト床なども紹介。また、水切りしたヨーグルトをマヨネーズやクリームチーズのように使ったお料理や、塩ヨーグルトをソースとしてかけたり、和えたり、煮込んだりするお料理まで。ヨーグルトの万能ぶりに、目からウロコが落ちるはず!
佐藤わか子著 文藝春秋 ¥1418(税込)

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佐藤わか子 Wakako Sato
各国料理研究家。栄養士の免許を取得後、食のトータルコーディネートを行う会社で企画、調理を手掛け独立。世界各国にホームステイして家庭料理を学ぶ。オールアバウトのエスニック料理担当のガイドを10年以上務めるなど、執筆活動も行う。ブルガリア料理、トルコ料理などにも詳しく、ヨーグルトへの造詣も深い。各国料理のエッセンスを無理なく和食や家庭料理に生かすことを得意とする。自宅にて、旬の素材をふんだんに使った料理教室「Wakka Kitchen」を主宰。

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2012.07.13(金)
photographs:Tamon Matsuzono

CREA 2012年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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