話題の映画『へルタースケルター』
今、知っておきたい
原作者「岡崎京子」とその仕事

 1980年半ばから90年代へと駆け抜けたカリスマ漫画家・岡崎京子。1996年に交通事故に遭い、以来休筆中ながら続々と作品集が刊行されています。デビューの頃は「女の子Hマンガ家」として、80年代後半からは『pink』『リバーズ・エッジ』など少女マンガの枠を超えたオリジナルな作風の漫画家として、またサブカルチャーの分野でも活躍した彼女の仕事の軌跡を、新刊『岡崎京子の仕事集』に沿ってご紹介!

 

 

『ヘルタースケルター』
~世間騒然の最高傑作、休筆7年後に刊行~

「もとのままのもんは骨と目ん玉と爪と髪と耳とアソコぐらい」。あとは全身整形でつくられたトップスター・りりこを主人公とする衝撃作。レディス・コミック誌『フィール・ヤング』(祥伝社)で1995年7月号~1996年4月号まで連載された。この作品の連載終了直後に事故が起きたため、連載終了から7年後、2003年4月に単行本が刊行された。第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2005年にはドイツ版が、2007年にはフランス版が刊行されている。蜷川実花監督の熱心な働きかけで岡崎作品として初めて映像化され、沢尻エリカ主演で2012年7月14日に公開の予定。

おかざき・きょうこ
1963年、東京都世田谷区生まれ。跡見学園女子大学短期大学部卒業。大学時代からミニコミ誌、ロリコン雑誌などで漫画を描き始め、80年代半ばから注目を集める。代表作に『pink』『東京ガールズブラボー』『リバーズ・エッジ』『ヘルタースケルター』など。1996年5月に交通事故で重傷を負い、現在療養中でリハビリテーションに励んでいる。

「岡崎京子」をもっと知る、3つのキーワード

「漫画家として」
代表作『ヘルタースケルター』ほか、33冊の単行本

 

「多彩な才能」
エッセイや評論まで多方面に才能を開花

 

「デビュー前の作品録」
ファンならずとも見たい、漫画家デビュー前の作品と習作

 

『岡崎京子の仕事集』

全作品集の解説と初公開の「蔵出し」習作イラスト、単行本未収録の短編漫画、よしもとばなな、小沢健二、植島啓司との雑誌企画などを網羅したバラエティブック。ファン垂涎のレアもの企画ばかりでなく、初めて岡崎京子を読む人のガイドブックとしてもおすすめです。
岡崎京子著・増渕俊之編 定価1628円(税込)

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2012.07.06(金)

CREA 2012年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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