#135 Huahine
フアヒネ島(タヒチ)

手つかずの自然に溢れる素朴さが魅力

高峰のグリーンとラグーンのブルーのコントラストが美しいフアヒネ島。(C)GIE TAHITI TOURISM - Lucien Pesquie

 南太平洋の仏領ポリネシア、タヒチは400万平方キロもの広大な海域に点在する118の島々からなります。日本からの渡航者の約9割が、ハネムーナーだとか。一生に一度の大切な旅先として、選ばれています。

フアヒネ島からスタートする、世界最大&最長の過酷なカヌーレース、ハワイキ ヌイ バア カヌーレース。(C)GIE TAHITI TOURISM - Christian Durocher

 中でも人気が高いのは、ソシエテ諸島のボラボラ島やモーレア島。高峰がそびえ、光輝くブルーラグーンに囲まれ、“楽園”の絶景が広がっています。

 今回、ご紹介するフアヒネ島も同じくソシエテ諸島ですが、リゾート開発はまだまだ。南の島好きならば一生に一度ととっておかずに訪れたい、手つかずの自然に溢れる素朴な島です。

トロピカルな樹木が山肌を覆う、のどかな南の島の風景が残るフアヒネ島。(C)GIE TAHITI TOURISM - Lucien Pesquie

 フアヒネ島は、国際空港のあるタヒチ島の北西約176キロ。フアヒネ・ヌイとフアヒネ・イティという2つの島が寄り添うように浮かび、短い橋で結ばれています。2つの島を合わせて、長さ約16キロ、幅は最大約13キロ。人口は6000人あまりです。

フアヒネ・ヌイとフアヒネ・イティを結ぶ橋。この付近には、神聖視される巨大ウナギが生息。(C)GIE TAHITI TOURISM - Lucien Pesquie

2017.11.04(土)
文=古関千恵子