ランドマークは“キングコング岩”

ちょこんと突き出た岩が、キングコング岩。見る角度で印象が変わります。(C)GIE TAHITI TOURISM - Bae Bin

 入り組んだ海岸線をもつ島は、ヤシの木やバニラ、バナナ、パンの木などの熱帯の樹木で覆われています。緑の山からちょこんと突き出たゴリラの頭の形に似た“キングコング岩”がランドマーク。

左:島の恵みであるフルーツを並べたスタンドが町に並びます。(C)GIE TAHITI TOURISM - J. Bourke Crespel
右:スイカが名産。島には広大なスイカ畑が広がっています。(C)GIE TAHITI TOURISM - Michel Aubert

 中心地は、フアヒネ・ヌイの北西部に位置するファレ。のんびり歩いても10分で踏破できるメインストリートに、南の島の暮らしに欠かせないスーパーやカフェ、土産物店などが並んでいます。夜にはルロット(ミニバンを改装したフードトラック)が登場することも。

祭殿の古代遺跡「マラエ」が、道路脇にひょこんと出没することも。(C)GIE TAHITI TOURISM - tim-mckenna.com

 ファレの近くには、「マラエ」と呼ばれる古代の祭殿跡が28カ所も残されています。フアヒネ島はオセアニアで五指に入るほどの歴

2017.11.04(土)
文=古関千恵子