洗練の贅を堪能する フィレンツェの美食レストラン

洗練の贅を堪能する フィレンツェの美食レストラン

カリスマシェフがフィレンツェに開業
絵画のような料理を供するレストラン

 フランス王室に嫁いだメディチ家の娘は、フィレンツェの美食で宮廷中を虜にしたという。その極意を今に継ぐ名店を訪ねよう。

» 第1回 ルネサンス宮殿で味わうモダン・イタリアン
» 第3回 イタリアの美味が集う食のコンプレックス

巧みな素材使いが特長の
情熱溢れるレストラン

◆Konnubio
(コヌッビオ)

左:野菜スープにパンを入れたトスカーナの家庭料理“リボリータ”を、珍しく鯖で仕立てて。14ユーロ。
右:ホロホロ鳥のファゴッティーニ。軽いフォアグラソースとオレンジピールを添えて。17ユーロ。

 名店ボルゴ・サン・ヤコポで腕を振るっていたベアトリーチェ・セゴーニさんが、自らのレストランを出した。場所はドゥオモも近いサン・ロレンツォ地区となり、朝食からディナーまでを供する。フィレンツェ料理界の重鎮が提案する新たなスタイルは画期的だ。

 食材の宝庫であるマルケ出身のベアトリーチェさんは、巧みな素材使いで知られる。海の幸、山の幸に野菜や穀類を絶妙に合わせ、生み出す一皿は絵画的。創作豊かな印象ながら、そこには確固としたイタリアの伝統が息づいている。

左:レバーのテリーヌ。キャラメリゼしたタマネギやナッツとの相性も絶妙。15ユーロ。
右:マスカルポーネのシャルロット。10ユーロ。

 「伝統と食材を重んじたうえで、モダンなキーワードや驚きを取り入れて、昔ながらのレシピを再構築してるの。デザインは私の人生に欠かせないものだから、プレゼンテーションにも力を入れる。でも、あくまでシンプルなスタイルが好きよ」とベアトリーチェさん。

 開放的でシックな店内では、目に楽しく、噛みしめるほどに滋味が染みる料理を満喫できる。美味しさの秘密を尋ねると「料理は何より情熱! それとアモーレ(愛情)もね」。

店はサン・ロレンツォ地区らしい伝統的な建物で、一軒家のような趣ある雰囲気が漂う。

Konnubio
(コヌッビオ)

所在地 Via dei Conti 8R, Firenze
電話番号 055-2381189
営業時間 7:30~10:30、12:00~15:00、19:00~23:00
定休日 無休
http://www.konnubio.it/

<この記事の掲載号>

CREA Traveller 2017年夏号

イタリア人に愛される
イタリア
On the move to Italy

定価1110円(税込)

2017.08.05(土)

撮影=小野祐次
取材・文=上保雅美
コーディネイト=大平美智子

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2017年夏号

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