今日の絶景

今日の絶景

サウジアラビア初の世界遺産が
国民から忌み嫌われる理由とは?

Magnificent View #1271
マダイン・サーレハ(サウジアラビア)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 マダイン・サーレハは、サウジアラビアの北西部に位置する砂漠の中の古代遺跡。「岩だらけの場所」を意味する「アル・ヒジュル」とも呼ばれている。

 残されているのは、紀元前1世紀~紀元1世紀にナバテア人が築いたとされる建造物だ。ナバテア人の考古遺跡としては、ヨルダンのペトラ遺跡に次ぐ規模を誇るという。

 なかでも目を引くのは、巨大な奇岩をくり抜き、そこに神殿風の彫刻を施した墓石の数々。砂漠のなかに点々とそれらが残る風景に圧倒される。

 ここはサウジアラビア初の世界遺産だが、国民には不吉な場所として嫌われているのだそう。その理由は、コーランの一節に、マダイン・サーレハは過去にアッラーの怒りに触れて罰を受け呪われた場所と記されているため。

 とはいえ、保存状態もよく、歴史的には貴重な遺跡。イスラム教徒ではない歴史好きにとっては、ぜひ訪れてみたい場所のひとつとなっている。

2017.03.24(金)

文=芹澤和美

同じテーマの記事

もっと見る

TRAVEL} 新着記事

もっと見る

  • X BRAND
  • ILTM
ページの上部へ