女性なら、誰もが無関心ではいられないのが「妊活」。年齢のリミットも気になるし、仕事との兼ね合いもある。とくに結婚してしばらくすると周囲からの期待もあって……。
でも、望んでもすぐに妊娠できるとは限りません。だから、そろそろかなという気持ちが生まれたら、自分で意識して赤ちゃんを迎える準備をはじめたいもの。いつかは欲しい人から、今すぐにでも授かりたいベビ待ちの人まで、一緒に幸せな妊活について考えてみませんか。
妊活って何から始めるの?
「妊活」とは、妊娠できるように体調や環境を整えて毎日の生活を見直すこと。女性の体はセンシティブで、ちょっとした環境の変化でホルモンのバランスが乱れがちです。しかも年齢とともに妊娠しにくくなるので、自分の体と向き合うことを先延ばしにしていると、どんどん妊活に時間がかかるようになるかも……。
早いうちから正しい知識を身につけて体調を整えることで、スムーズな妊娠が望めるようになります。まずは正しい生活習慣をとりいれて、自分らしい妊活を始めてみましょう。
妊活に欠かせない5つの習慣
(1) 体をあたためる
昔から「冷えは万病のもと」というとおり、体が冷えるとホルモンのバランスが乱れやすくなるなど、妊娠しにくい状態になりがちです。冷えない服装を心がける、お風呂にゆっくり入る、セルフお灸を試すなど、とくに下半身を温めましょう。
(2) 食生活を見直す
朝食を抜いたり、夜遅い時間にたくさん食べたり、スイーツが止まらなかったり。そんな食生活の乱れが、妊娠しにくい体のもとになっているかもしれません。野菜や良質のたんぱく質を摂るなど、体にいい食生活を心がけて。
(3) 基礎体温表をつける
毎朝基礎体温を計ることで、生理や排卵のタイミングがわかり、妊娠しやすい時期も予測できます。とくに月経不順の人は排卵が乱れがちになっていることもあるので、自分の体の状態を知るためにすぐ始めたいものです。
(4) 定期的に婦人科へ
生理が不順な場合など、妊娠しにくい状態になっていることもあります。自分の体を知るために、できるだけ定期的に婦人科検診を受けましょう。妊娠しにくいことがわかったら、状況に応じて早めに不妊治療に取り組むこともできます。
(5) ストレスをなくす
妊活に一生懸命になるあまり、ストレスからホルモンのバランスが乱れてかえって妊娠しにくい状態になってしまうことも。温泉に出かけたり、子宝神社などのパワースポット巡りをしたり、大らかな気持ちで妊活を楽しみましょう。
2017.03.07(火)
文=嵯峨崎文香