Magnificent View #1223
ディエン高原(インドネシア)
(C)dk & dennie cody / Masterfile / amanaimages
ジャワ島中央部、標高約2000メートルに広がるディエン高原。ここは昔から、山岳信仰の対象とされてきた。ジャワ島で栄華を誇ったヒンドゥー教の王朝、マタラム王国も、この地を聖地として崇めていたという。
山麓から緑が生い茂る道を登っていくと、やがてご覧のような風景が見えてくる。隅々まで水で潤う棚田の美しさは、バリ島にあり同じく世界遺産にも登録されているジャティルイ村やペクリサン川流域のものにも負けていない。
「ディエン」とはサンスクリット語で「神々の座」を意味する。その名のとおり、霧がかかる日はいっそう神秘的に。周辺には、ジャワ島最古のヒンドゥー遺跡群とされるアルジュナ寺院群のほか、独裁政治を30年間貫いた故スハルト元大統領も瞑想に訪れたとされるセマル洞窟などがある。
文=芹澤和美
