今日の絶景

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完成に500年を要したドイツの大聖堂
その土台を腐らせる不届きな行為とは

Magnificent View #1205
ウルム大聖堂(ドイツ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ヨーロッパには長い年月をかけて建てられた建物がいくつかあるが、群を抜いているのが、ドナウ川沿いの街ウルムに立つこの大聖堂だ。

 起工は1377年。度重なる設計の変更や300年以上の工事中断を得て完成の日を迎えたのは、実に5世紀後の1890年のこと。

 高さ約162メートルの尖塔を持ち、教会としては高さ世界一。塔は786段のらせん階段を使って143メートル地点まで上ることができ、晴れた日にはそこからドイツアルプスまで望むことができる。

 この美しく歴史ある建物が近年、礎石の腐食に悩まされているという。原因は、人間の尿に含まれる塩分や酸。どうやら、ここで立小便をする不届き者が少なくないようだ。

 問題が深刻化したため、ウルム市は立ち小便に50ユーロの罰金を決定。2016年には2倍の100ユーロに引き上げたが、なかなか現行犯は捕まえられず、状況は改善していないという。

2017.01.17(火)

文=芹澤和美

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