主演映画で感じたプレッシャー

――その後、自身の転機となった作品があれば教えてください。

 岩井俊二さんが演出や脚本で参加されたドラマ「なぞの転校生」(14年)ですね。もともと岩井さんの作品が好きだったので、ご一緒できるだけでも嬉しかったのですが、照明さんがいなくて、自然光だけで撮ったり、とても演じやすい環境を作っていただけたり、どこか映画のような現場だったのも印象的でした。演じる側としても、スイッチを切り替えるというより、自然体で演じられたのも大きかったです。

――昨年15年には、主演映画『夏ノ日、君ノ声』も公開されました。

 主演映画のお話をいただいて、嬉しかったですし、現場でも楽しもうという気持ちはあったんですが、背負うものがあまりに大きかったので、プレッシャーは大きかったですね。早くそれを跳ね返すことができる俳優になりたい、という課題が残ったような気がします。

――また、NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン・まれの弟、津村一徹を演じましたが、その反響はいかがでしたか?

 反響はスゴく感じました。東京でもちょっと感じていたんですが、地方での撮影に行くと、もっと多くの年配の方に声をかけられました。朝ドラって、スゴいなって! 準備期間やスピンオフなどを含めると、1年近くほかのキャストさんやスタッフさんと一緒にいるので、本当にみんな仲良くなれるんです。

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2016.12.09(金)
文=くれい響
撮影=深野未季

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