今日の絶景

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インド北西部の山中で息を潜める
ジャイナ教の寺院は総大理石造り

Magnificent View #1131
ディルワラ寺院(インド)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ヒンドゥー教徒が多いインドだが、北西部のラージャスターン州には多くのジャイナ教寺院がある。

 その中で最も美しいと言われているのが、ディルワラ寺院だ。敷地内には、11世から13世紀の間に造られた5つの寺院が立っている。

 外観が鬱蒼とした木々で覆われているのは、かつてイスラム勢力の攻撃があったことから、目立たないようにするため。だが、内部は豪華な総大理石造りで、柱や壁には繊細な彫刻まで施されている。

 ここはアブー山中の標高約1200メートルに位置。今でこそ避暑地として人気があるが、建築当時は道さえも整備されていなかった辺境の地であった。これら寺院を造るための大理石は、50キロ以上も離れた街から象を使って運ばれたという。

 ところで、ジャイナ教と言えば、徹底した不殺生を教義とし、虫さえも殺してはいけないという教えで知られている。山深くにあり虫も飛び交うディルワラ寺院を訪れた巡礼者は、我慢強く参拝しているのだろうか。

2016.11.04(金)

文=芹澤和美

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