今日の絶景

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メキシコ中部の湖に浮かぶ島の名物は
伝統の漁法で捕らえた白魚のフライ

Magnificent View #980
パツクアロ湖(メキシコ)

(C)Jeremy Woodhouse / Masterfile / amanaimages

 メキシコのなかでも、先住民の文化が色濃く残るのが、中部にあるパツクアロ湖周辺だ。なかでも、湖に浮かぶハニツイオ島では、今でも先住民のタラスコ族が暮らし、独特の文化を継承している。

 住宅が並ぶ丘の頂上に見えるのは、巨大なホセ・マリア・モレーロスの石像。モレーロスは近郊にあるモレリア出身の神父で、メキシコ独立運動の指導者でもあった人物だ。宗主国スペインの軍隊と勇猛果敢に戦った英雄として知られている。

 湖では、漁師たちが昔ながらの漁法で、白魚を獲る。これをフライにし、レモンと唐辛子をかけて食べるのがおいしく、観光客にも大人気なのだそうだ。

 ハニツイオ島が一年で最もにぎわうのは、メキシコ最大の祭りが行われる「死者の日」にあたる11月1日と2日。タラスコ族のあいだで受け継がれる神聖な儀式が行われ、人々は祖先の墓にろうそくを灯し、女性たちは一晩じゅう、そこで祈りを捧げる。

2016.06.06(月)

文=芹澤和美

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