40代で、真ん中に立った代表作を

――今年、40歳を迎えたムロツヨシさんですが、主演映画・監督作など今後の目標があれば教えてください。

 映画監督は目標にないです。舞台を演出することで、演出することの怖さや難しさを知っているし、近くで小栗旬を見ているので、彼以上の準備と意気込みで臨まないと難しいと思っています。そんな簡単に手を出しちゃいけないなと。最近、唐沢寿明さんとご飯をすることもあって、そのとき「役者は代表作があるか、ないかで違う」というお話をされたんです。今の僕は「ヨシヒコ」の人としてのイメージが強いですが、あれは山田孝之がしっかり真ん中にいてくれるから、僕はあれだけ遊んでいられるんです。だから、できれば40代で僕が真ん中に立った代表作をやりたいですね。

ムロツヨシ
1976年1月23日生まれ。神奈川県出身。99年から単独で舞台活動を開始し、05年『サマータイムマシン・ブルース』で映画初出演。11年から放送のドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズのほか、13年には連続テレビ小説「ごちそうさん」にも出演し、お茶の間に知られるようになる。現在、ドラマ「重版出来!」(TBS系)、バラエティ「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)が放送中。映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』が公開中。

『ヒメアノ~ル』
普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田岳)は、同僚の先輩・安藤(ムロツヨシ)からカフェ店員ユカ(佐津川愛美)との恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェに安藤と足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会する。
(C)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会
2016年5月28日(土)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開中。
http://www.himeanole-movie.com/

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2016.06.10(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘

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