今日の絶景

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化粧直しを終えた姫路城の輝く白さは
何年ぐらい保たれるものなのか?

Magnificent View #892
姫路城(兵庫県)

(C)Rudy Sulgan / Masterfile / amanaimages

 白鷺が羽を広げたような優美な姿から、「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。日本百名城にして国宝、そして世界遺産でもある、日本で一番有名な城といえるだろう。

 最初に城が建てられたのは1346年。小さな山城でしかなかったが、その後、豊臣秀吉により3層の本格的な天守閣に改築された。

 1600年の関ヶ原の戦いで池田輝政が城主となると、さらに大改築。当時、城といえば黒い壁が一般的ななか、白く塗られたのには戦略的な理由がある。戦乱の世の終わりを予測した輝政が、武力による統治ではなく、美による威嚇を狙ったためなのだそう。

 2015年には、5年半におよぶ「平成の大修理」が終了。漆喰の塗り替えと屋根のふき直しが行われ、かつての白く美しい姿を披露した。

 ちなみに、漆喰はカビの繁殖や汚れでしだいに黒ずんでいくため、輝くような白さは長くは続かない。実際、1964年に終えた「昭和の大修理」の直後も真っ白な外観が見られたが、数年で黒くなってしまった。次の大修理は約50年後。白鷺のような姿を見るのなら、早めに訪ねておいたほうがよさそうだ。

2016.03.10(木)

文=芹澤和美

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