初の大規模個展「田名網敬一 記憶の冒険」の開幕を記念し、その60年以上にわたる創作活動を知る国内外の識者を迎えた国際シンポジウムを開催します。


(C)Keiichi Tanaami / Courtesy of NANZUKA

MoMAやシカゴ美術館、M+(香港)にも作品が所蔵され、国内外のファッションブランドやミュージシャンとのコラボレーションも増加するなど、近年特に再評価が進む田名網敬一。1957年に日宣美展で特選を受賞して以降、デザインと美術、両方の分野で活躍を続けてきたアーティストの多様な側面を捉えながら、今なぜ田名網の作品が見直され、注目されているのか、その真相に迫ります。

大阪大学大学院人文学研究科教授でありポップ・アートに造詣が深い池上裕子氏、京都造形芸術大学での田名網の教え子であり美術作家として活躍する束芋氏、この夏に田名網に関する短編を上梓した小説家の朝吹真理子氏を会場に招き、さらにライデン大学助教授で日本の実験映像の研究者であるジュリアン・ロス氏(オランダ在住)をリモートでつなぎます。本シンポジウムは現在の田名網敬一を捉え直す貴重な時間となることでしょう。

出演者

池上裕子(美術史家、大阪大学大学院人文学研究科教授)

ジュリアン・ロス(ライデン大学助教)※オンライン参加

束芋(美術作家)

朝吹真理子(小説家)

司会・モデレーター:小野寺奈津(国立新美術館特定研究員)

開催概要

「田名網敬一 記憶の冒険」開幕記念

シンポジウム:田名網敬一の現在地

開催日:2024年9月14日(土)

時間:14:00~17:00(13:30開場)

会場:国立新美術館 3階 講堂

対象:どなたでも

参加方法:当日整理券配布

定員:240名

料金:無料(本展の観覧券の提示が必要)

主催:国立新美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

田名網敬一 記憶の冒険


「田名網敬一 記憶の冒険」国立新美術館 2024年 展示風景 撮影:山本倫子 (C)Keiichi Tanaami / Courtesy of NANZUKA

国際的に高い評価を得る日本人アーティスト、田名網敬一の初となる大規模回顧展です。田名網は幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られています。本展は当時の資料を含めて田名網が手掛けた膨大な作品を紹介することで、これまで包括的に捉えられることがなかった、その60年以上におよぶ活動を「記憶」というテーマのもとに改めて紐解こうとするものです。

開催概要

展覧会名:田名網敬一 記憶の冒険

英文表記:Keiichi Tanaami: Adventures in Memory

会期:2024年8月7日(水) ~ 2024年11月11日(月)

休館日:毎週火曜日

開館時間:10:00~18:00

※毎週金・土曜日は20:00まで

※入場は閉館の30分前まで

会場:国立新美術館 企画展示室1E

主催:国立新美術館、朝日新聞社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

協賛:集英社、adidas、MATTEL CREATIONS(TM)

制作協力:ソニー・ミュージックエンタテインメント

協力:NANZUKA

後援:J-WAVE

観覧料:一般2,000円、大学生1,400円、高校生1,000円

※中学生以下は入場無料。

※障害者手帳をご持参の方(付添の方 1 名含む)は入場無料。

チケット情報の詳細は展覧会ホームページをご覧ください。

お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会ホームページ:https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/keiichitanaami/

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