世界自然遺産の絶品ビーチを探しに離島へ!

 豊かなサンゴ礁と、そこに暮らす生物の多様性と希少性から世界自然遺産に登録されているニューカレドニアのラグーン。

 広大な海域のうち、ツーリストが行きやすいのは、離島のイル・デ・パンとウベア島。どちらもヌメアから空路30分前後でアプローチできる。ヌメアからその先の離島へ渡ると、ここが“天国にいちばん近い島”であることを実感するはず。

◆ イル・デ・パン

イル・デ・パンから船で約30分、条件が揃わないと上陸できないノカンウィ。

 ニューカレドニアの離島のうち、最もポピュラーなのが、イル・デ・パン。島名は“松の島”という意味で、クック船長が西洋人として初めてニューカレドニアへ訪れた時、島に群生している南洋杉を故郷の松の木と勘違いしたことが由来となっている。

 メインビーチは島の南西のクトビーチ。ここの白砂はミクロン級に細かく、そして漂白したように真っ白。その美しさは世界屈指! 岬を挟んで隣接するカヌメラ湾と合わせて訪れたい。

ピッシンヌ・ナチュレルは隆起サンゴで外海から守られた、まさに天然のプール。(C)CHIEKO KOSEKI

 “天然のプール”という意味のピッシンヌ・ナチュレルは島の東側。まるでガラスのように透明度が高く、水深も浅いので、安心してスノーケリングが楽しめる。周囲をぐるりと南洋杉の木立で囲まれ、隠れ家感も上々。

犬も、クトビーチの砂の感触を味わっているよう。

 イル・デ・パン沖に浮かぶノカンウィは、人気上昇中のサンドバンク。行くことを許された船が限られ、穏やかな海況でないとNGなど、なかなかアプローチができないため、“幻の島”とも呼ばれている。真っ白な砂と海のブルーのコントラストがみごとだ。

◆ ウベア

白砂と青い海のマーブル模様が美しいムリ橋付近。

 小説『天国にいちばん近い島』の舞台となったウベア島。緩やかな弓型をした島の西側に、美しいラグーンが広がり、20キロほど白砂ビーチが続く。光が躍るラグーンと真っ白な砂浜がどこまでも続く光景は感涙もの。しかも、ほぼ貸し切り状態。ただし、ムリの教会近くでは、好奇心たっぷりの子供たちのウェルカム攻撃が待っているかも!?

約5キロも続くムリ島のビーチ。飽きることなく波に向かってジャンプを繰り返す女の子。(C)CHIEKO KOSEKI

文・撮影=古関千恵子