EXILEが出演する「ザ・モルツ」のCMが秀逸!

伊藤 2曲目には、EXLIEの「Ki・mi・ni・mu・chu」を予定していたんですけど、資料が届かず。まぁ曲が云々というよりは、タイアップであるビール「サントリー ザ・モルツ」が美味いってことを言いたかった(笑)。

山口 そんな意地悪な言い方をしなくてもよいのでは?(笑) 資料が間に合わなくても、YouTubeで、フルサイズの曲が聴けましたよ。キャッチーで覚えやすいCMソングとしてよくできていますね。

伊藤 意地悪なつもりはないですが、曲よりもあのメンツが和気あいあいとビールを飲んでいる絵が良くできている。正直言うと、最初にあのCMみてイラッときたんですよ。出来すぎた雰囲気と、だけどその自然さ。結局それを深読みするとイラッとしたんですけど、要はあのCMが秀逸ってことなんですよね。当然、CMの評判もかなり良いらしく、ビールの売り上げにかなり貢献しているという話も。最近、僕も缶ビールを買う時はサントリー ザ・モルツについつい手が出ますからね(笑)。

山口 僕は今年の5月から糖質制限ダイエットに取り組んでいるので、毎晩お酒は飲んでいますが、ビール絶ちは続けています。忘年会シーズンには解禁することになるでしょうけれど(笑)。

伊藤 そうですよね。最近は一緒に飲むとワインが中心になっていますよね。まぁ、美味しいお酒がEXILEのようにカッコ良く飲めるように、年末も色々と引き締めていきます!

山口哲一 (やまぐち のりかず)
(株)バグ・コーポレーション代表取締役、音楽プロデューサー・コンテンツビジネスエバンジェリスト。
「デジタルコンテンツ白書」(経産省監修)編集委員。アーティストマネージメントからITビジネスに専門領域を広げ、2011年から著作活動も始める。エンタメ系スタートアップを対象としたアワード「START ME UP AWARDS」をオーガナイズ。プロ作曲家育成「山口ゼミ」や「ニューミドルマン養成講座」を主宰するなど次世代の育成にも精力的に取り組んでいる。異業種横断型のプロデューサー。著書に『10人に小さな発見を与えれば、1000万人が動き出す』(ローソンHMV)、『最先端の作曲法 コーライティングの教科書』(リットーミュージック・共著)、『とびきり愛される女性になる~恋愛ソングから学ぶ魔法のフレーズ』(ローソンHMV・共著/「ラブソングラボ」名義)、『DAWで曲を作る時にプロが実際に行っていること』(リットーミュージック)、『世界を変える80年代生まれの起業家 ~起業という選択~』(スペースシャワーブックス)『プロ直伝!職業作曲家への道』(リットーミュージック)、『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略~“音楽人”が切り拓く新世紀音楽ビジネス~』(リットーミュージック・共著)、『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本 』(ダイヤモンド社・共著)がある。
Twitter@yamabug https://twitter.com/yamabug
ブログ「いまだタイトル決めれず」 http://yamabug.blogspot.jp/
作曲家育成セミナー「山口ゼミ」 http://www.tcpl.jp/openschool/yamaguchi.html

伊藤涼 (いとう りょう)
音楽プロデューサー、ソングライター。「青春アミーゴ」などのミリオンセラーをプロデュース、後にフリーランスに。ソングライターとして、乃木坂46「走れ!Bicycle」、AKB48「ここにいたこと」などの作品がある。作詞アナリスト、フードミュージックプロデューサーとしても活躍。論理的で明晰な分析力に注目。著書に『作詞力 ウケル・イケテル・カシカケル』(リットーミュージック)、山口哲一との共著に『最先端の作曲法 コーライティングの教科書』(リットーミュージック)がある。
マゴノダイマデ・プロダクション http://www.mago-dai.com/
ブログ「伊藤涼の音楽」 http://ameblo.jp/magodai/
伊藤涼が主宰する作詞研究室リリック・ラボ 
http://www.mago-dai.com/?p=778

Column

来月、流行るJポップ チャート不毛時代のヒット曲羅針盤

音楽ビジネスとITに精通したプロデューサー・山口哲一。作詞アナリストとしても活躍する切れ者ソングライター・伊藤涼。ますます混迷深まるJポップの世界において、この2人の賢人が、デジタル技術と職人的な勘を組み合わせて近未来のヒット曲をずばり予見する!

2015.11.29(日)
文=山口哲一、伊藤涼