今日の絶景

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吸血鬼ドラキュラ公の故郷だった
古都の愛称は「ルーマニアの宝石」

Magnificent View #752
シギショアラ(ルーマニア)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ルーマニア中央部の小さな街シギショアラは、中世の街並みが残る城塞都市。旧市街は「シギショアラの歴史地区」として世界遺産に登録され、その美しさから、「ルーマニアの宝石」とも呼ばれている。

 街が築かれたのは12世紀。ハンガリー王の方針で、辺境の防衛を兼ねて、ドイツ系の職人や商人たちがこの地に入植した。15世紀から16世紀にかけて、街は職人組合ギルドを中心に発展、オスマントルコの襲撃に備えた防御対策も施された。現在も、「仕立屋の塔」や「皮革加工職人の塔」、「鍛冶屋の塔」など、当時のさまざまな職種の名が付けられた物見やぐらが残されている。

 この街で有名な人物といえば、吸血鬼ドラキュラのモデルとなった、ヴラド3世。地元では、オスマン帝国と勇敢に戦った英雄とされているが、敵を串刺しにした残酷さから、後世の作家が、ヨーロッパに残る伝説と結びつけ、「吸血鬼ドラキュラ」が書かれた。彼の生家は現在、レストランとなり、ドラキュラにちなんだメニューが人気を集めているという。

2015.10.22(木)

文=芹澤和美

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