今日の絶景

今日の絶景

外壁の塗り替えでひと悶着起こした
ハノイを象徴するコロニアル建築

Magnificent View #693
ハノイ・オペラハウス(ベトナム)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 フランス統治時代の建物が多く残るベトナムの首都ハノイ。その中でも最大規模、かつ最も美しい建築物といえば、1911年に完成したオペラハウスだ。

 建物は20世紀初頭、パリのオペラ座や古代ギリシャの建築様式を取り入れ、10年もの歳月をかけて建設された。だが、1950年代以降は戦争などで寂れ、一時はクローズ。1997年にハノイで行われたフランス語圏サミットを機に修復され、ふたたび美しい姿をお披露目した。

 エントランスを入ると、大理石の床と深紅の絨毯が敷かれた中央階段に迎えられる。ホールは客席数598と規模こそ大きくないが、細部にいたるまで忠実にオペラ座を再現した装飾はみごと。

 2015年7月には、20年ぶりに修復と塗り替え作業が行われ、外壁は鮮やかな黄色に。だが、「けばけばしい」と多くの市民から不満の声が上がり、数日後にふたたび、1997年の修復時と同じ淡い黄色に塗り換えられたという。

2015.08.24(月)

文=芹澤和美

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