春の富山へ、アメイジングを探しにいこう

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富山県の女性工芸作家5人に訊く
「ものづくりのまち高岡」を選んだ理由

 3月14日、北陸新幹線開業! これで東京と新高岡は2時間20分で結ばれる。古くから「ものづくりのまち」として知られる高岡。新たな才能を惹きつける“磁場”がそこにはあるようだ。高岡を本拠地に活動する若き女性作家に訊いた。

彼女たちはなぜ高岡を選んだのか?

山町筋の「土蔵造りのまち資料館」に全員集合。中二階左:平戸香菜さん(金工)、右:神谷麻穂さん(陶芸) 階段下左:梶原朋子さん(ガラス)、中央:青木有理子さん(金工)、右:尾崎恵梨子さん(金工)。

 高岡のものづくりの伝統は、いまから400年余り前、高岡城を築いた加賀前田家二代当主・利長公が城下殖産のために、7人の鋳物師を招聘したことから始まる。以来、鋳物は高岡の伝統産業として発展してきた。今回、集まってもらった5人の作家のうち、平戸香菜さん、尾崎恵梨子さん、青木有理子さんの3人は工芸、鋳金が専門。「高岡に決めたのは、工芸センターの存在が大きい」と平戸さん、尾崎さんは言う。高岡市デザイン・工芸センターでは伝統工芸の保存、継承のかたわら、新しいクラフト製品の開発や新技術、新素材の研究を行っている。「溶解炉のような設備を使わせてもらえるのが、個人で活動する作家にはすごくありがたい」というのだ。

平戸香菜<金工>
1984年茨城県生まれ。2008年金沢美術工芸大学美術工芸研究科鋳金コース修了。09年第5回佐野ルネッサンス鋳金展大賞受賞。10年金屋町金属工芸工房「かんか」立ち上げに参加。
尾崎恵梨子<金工>
1988年栃木県生まれ。2012年、東京藝術大学美術学部工芸科鋳金専攻卒業後、高岡で制作活動を行う。同年「イモノの景色」展に参加。14年、尾崎迅さん、宮崎遼さん、後藤史明さんとともに共同工房「uwaya」を立ち上げる。

<次のページ> 作家と職人が互いに刺激しあう高岡独特のスタイル

2015.03.10(火)

撮影=志水 隆
プロデュース=関 幸子
コーディネート=林口砂里
協力=高岡市

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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