オオトカゲやマメジカが出没するワイルドな自然環境

ワイルドな自然を感じるペルヘンティアン・アイランド・リゾート。とはいえ、大きな動物はオオトカゲとマメジカ程度。凶暴な動物はいません。

 一方、大きなペルヘンティアン・ブサールはネイチャー系リゾート、ペルヘンティアン・アイランド・リゾートが1軒あるのみ。南洋の自然に抱かれて静かに過ごしたい人におすすめです。実際、50センチはあろうかという巨大なトカゲがリゾート内を歩いていたり、裏手のジャングルを行くトレッキングコースではマメジカが出没することもあるとか。

ペルヘンティアン・ブサールをボートで一周。巨大な花崗岩が折り重なる風景はどことなくセイシェルのよう。

 ペルヘンティアン・ブサールは4~8月、ウミガメの産卵シーズンを迎えます。島唯一のリゾートの隣の入り江がアオウミガメたちの産卵場所で、この時期、一部上陸が禁止されます。リゾート前の浅瀬をスノーケリングすると、1メートル越えの大きな巨大なウミガメが悠々と目の前を通り過ぎることも珍しくありません。約30分間泳いでいたら、なんと4匹も遭遇!

ペルヘンティアンから7キロ離れたラワ島では、高い透明度ゆえ、ボートの上からもサンゴの様子がうかがえます。

 また、近隣のラワ島へのスノーケリングツアーもおすすめです。高い透明度のため、巨大なテーブルサンゴや、枝の先端まで元気なエダサンゴの群落がボートの上からもわかります。リーフフィッシュも周囲に群れ、さすが海洋公園!

2015.02.28(土)
文・撮影=古関千恵子