推薦人:茂山千五郎さん(狂言大蔵流茂山家)
「通圓」の茶団子

茶団子3本+上抹茶で840円。茶団子3本+並抹茶で680円。10本入り540円。14本入り756円。20本入り1,080円(すべて税込、送料別)。日保ちは5日間です。/通圓

 狂言大蔵流の名門である茂山家は、江戸時代以来、京都の上京区出町下るの地で活動されてきました。代々当主が千五郎を名乗り、当代は1994年に襲名された13世です。

狂言大蔵流茂山家(外部リンク)の茂山千五郎さん。通圓の茶団子の他には、出町ふたばの豆餅と水ようかん、阿闍梨餅、大黒屋鎌餅本舗の鎌餅もお好みなのだとか。

 茂山さんのご推薦は、狂言に大きくかかわる「通圓」の茶団子です。通圓は宇治橋のたもとにある宇治茶の老舗ですが、創業はさかのぼること854年前の平安時代末永暦元年(1160年)。初代は源頼政の家臣である古川右内という武士で、隠居後に頼政の政の一字を賜って「太敬庵通圓政久」と名乗り、宇治橋東詰に庵を結びました。平家との間に起こった治承の役(1180年)で、初代通圓は主君源頼政のもとにはせ参じ、宇治川の合戦を戦いますが、主君とともに討死します。その主従関係を物語ったのが能「頼政」で、それをパロディーにしたのが狂言「通圓」なのです。

 茂山千五郎さんは、「通圓」を演じて平成20年度文化庁芸術祭で大賞を受賞されました。そして受賞パーティーで、通圓の茶団子をお土産に使われました。もともと通圓のご主人とは、裏千家13代三男の井口海仙氏の門下生同士の関係だそうです。

 茶団子は、宇治の抹茶を練り込んだ宇治の名物ですが、中でも通圓の茶団子は、茶の味が濃いのが特徴で、ふんだんに上質の抹茶を使ってあります。

 通圓家は初代から変わらず同じ宇治橋のたもとで、宇治橋の守護職のように今でも茶店を開いておられます。

通圓
所在地 京都府宇治市宇治東内1番地
電話番号 0774-21-2243
営業時間 10:00~17:30
定休日 無休
URL  http://www.tsuentea.com/

小林禎弘
フォトグラファー。京都市生まれの京都市育ち。同志社大学を卒業後3年間の公務員を経て撮影の世界へ。雑誌、書籍、広告を舞台として、京都を中心に西日本を幅広くカバー。「撮影歴30年ですが、それくらいでは京都の事はまだまだわかりまへん」。

 

2014.08.28(木)
文・撮影=小林禎弘

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