音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

ウィーンの必見スポット、
シェーンブルン宮殿でコンサート鑑賞

音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

 街を歩いていると聞こえてくるのは、耳に心地よいクラシックの優雅な旋律……。旧ハプスブルク帝国の帝都として栄えた時代より、豊かな文化を育んできたウィーン。緑の樹々の間に絢爛な建物が連なる美しい街並みには、オーストリアが紡いできた壮大な歴史と伝統が綿々と受け継がれ、雅な時代の風情が息づいています。

 昔も今も変わることなく一流の音楽家たちが世界中から集まってくる楽都・ウィーンで、魅惑の音楽に酔いしれるロマンティックなヴァカンスを楽しんでみましょう。

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ハプスブルク家の栄華を体感できる豪華絢爛な宮殿

皇帝一家や貴族のためにオペラが上演された宮廷劇場。 (C) Österreich Werbung / Bartl

 もともとは皇族たちがウィーン郊外で狩りを楽しむための館だったというシェーンブルン。マリア・テレジアの時代にパリ・ヴェルサイユにならった宮殿へと改築。以後、ハプスブルク家歴代の皇帝たちの居城や離宮として愛され、1918年の帝国崩壊までこの豪壮で絢爛な空間は引き継がれてきました。

 ファサードは、テレジアンイエローと呼ばれる鮮やかな黄色に彩られ、緑色の窓枠が美しく、館内は華麗なロココ様式。ゴージャス感たっぷりの大ギャラリーはオフホワイトにゴールドが基調の優美な大広間で、天井にはシャンデリアが燦然と輝いています。しかもそのきらめきが壁の大鏡に反射して、空間全体をいっそう明るく引き立てます。豪華な部屋はそのほかにもたくさんあり、館内にはで1441室もあるというから驚くばかり。一般に公開されているのは、そのごく一部です。

左:正門側から見た宮殿の全景。裏側には美しい庭園が広がっています。
(C) Schloß Schönbrunn Kultur- und Betriebs.Ges.m.b.H. / Alexander Koller
右:シャンデリアが煌めくゴージャスな大ギャラリー。 (C) Österreich Werbung / Trumler

 モーツァルトは6歳のときにこの宮殿に招かれ、マリア・テレジアやその子どもたちの前で演奏し、類まれな天才ぶりを披露。おしゃまな彼はその際、1歳年上のマリー・アントワネットにむかって「大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげる」と言ったとか。そんなエピソードの舞台としても知られています。

 広い庭園では毎年5月に野外イベントとして、ウィーンフィルのサマーコンサートが開催されるほか、敷地内にあるオランジェリーでは、気軽に楽しめるコンサートが毎晩行われています。館内見学だけでなく、ぜひ音楽を楽しみにシェーンブルンに足を運んでみてはいかが?

マリア・テレジア時代の繊細で豊かなロココの装飾。 (C) Österreich Werbung / Trumler

世界遺産の宮殿にホテルが誕生!

天蓋ベッドが置かれたシェーンブルン・スイートのベッドルーム。 (C) Austria Trend Hotels / Jürg Christandl

 2014年4月に、シェーンブルン宮殿の東ウイングの一部がホテル「シェーンブルン・スイート」として開放され、大きな話題を集めています。客室はスイートルームのみで、実際に皇帝一族が使っていた部屋を再現したという空間が素敵。ベッドルーム2つにバスルームも2つ。さらに広いリビングとサロン、キッチンがあり、広さはたっぷり167平方メートル。ロマンティックな天蓋付きベッド、ネオロココな色調の壁、ダマスト織の布張り家具、豪華な調度品とシャンデリア……。窓を開けば、丘の上のグロリエッテやネプチューンの泉など、約160ヘクタールの庭園の見事なパノラマが満喫できます。オプションで専用バトラーや専属料理人、さらには馬車もリクエストできます。

 チェックインは、宮殿の近くにあるパークホテル シェーンブルンのコンシェルジュが担当。そこから宮殿内のスイートまでエスコートしてくれます。

シェーンブルン宮殿 オランジェリーでのコンサート情報
URL http://www.imagevienna.com/
日本語ページあり。

シェーンブルン・スイート
URL http://www.austria-trend.at/Suite-Schloss-Schoenbrunn/en/
料金 1泊699ユーロから

2014.06.09(月)

文=Seiko Suzuki(編集プロダクション studio woofoo)
構成=矢野詔次郎

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