音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

王侯貴族が愛した旋律に彩られる
音楽の都・ウィーンを旅する

音楽があふれるウィーンでロマンティックな休日

 街を歩いていると聞こえてくるのは、耳に心地よいクラシックの優雅な旋律……。旧ハプスブルク帝国の帝都として栄えた時代より、豊かな文化を育んできたウィーン。緑の樹々の間に絢爛な建物が連なる美しい街並みには、オーストリアが紡いできた壮大な歴史と伝統が綿々と受け継がれ、雅な時代の風情が息づいています。

 昔も今も変わることなく一流の音楽家たちが世界中から集まってくる楽都・ウィーンで、魅惑の音楽に酔いしれるロマンティックなヴァカンスを楽しんでみましょう。

見どころが集中しているウィーン歴史地区の美しい眺め。 (C) WienTourismus / Christian Stemper

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王侯貴族も愛した華麗な旋律を楽しもう

毎晩オペラやバレエが上演されるウィーン国立歌劇場。 (C) WienTourismus / Christian Stemper

 中世から20世紀にいたるまで栄華をきわめたハプスブルク家。その君主や一族は音楽好きが多く、なかには自らオペラを演じたり、楽曲を残すなど音楽的才能に優れた皇帝もいたほど。当然、音楽は大いに振興が推奨され、皇帝以下の貴族もそれにならいました。

左:モーツァルト。彼の代表的なオペラ作品の多くがウィーンで作られました。 (C) Österreich Werbung / Wiesenhofer
右:ヴァイオリンを奏でるワルツ王、ヨハン・シュトラウス。 (C) Österreich Werbung / Diejun
ベートーヴェン。有名な『田園』は、ウィーンの森の散策から着想を得たそう。 (C) Österreich Werbung / Wiesenhofer

 宮廷では、儀式や饗宴、そして日常の楽しみにも音楽は不可欠。各地から優れた作曲家や演奏家、指揮者が招かれ、手厚い待遇で庇護されたといいます。ウィーン少年合唱団も、1498年に皇帝マクシミリアン1世が宮廷音楽隊に6人の少年を採用したのがそもそもの始まり。王侯貴族が暮らすウィーンは、優れた音楽の需要が多いことから、次第に卓越した音楽家が集まるところとなったのです。「ウィーンで認められれば本物」。その伝統は今も音楽の世界に引き継がれています。

 そんな街だからこそ、ウィーンはプロの音楽家だけでなく、クラシックが大好きで自分でも楽器の演奏を楽しむ市民がとても多いのも特徴。劇場や演奏会場もさまざまあり、毎日どこかで一流の演奏が聴けるのは、音楽の都ならではです。

ここに行かずに“楽都”は語れない!

 ウィーンの代表的なコンサートホールといえば、楽友協会とコンツェルトハウス。どちらのプログラムにも、世界的な名演奏家やオーケストラの名前がずらりと並んでいます。とくに楽友協会のゴールデンホールは、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの会場として有名。音響が素晴らしく、クラシックファンならずとも、一生に一度はここで珠玉の演奏を聴いてみたいものです。

 また、ウィーン国立歌劇場は、オペラ好きにとってのまさに聖地。例年9月~6月にかけてのシーズン中は、多彩なオペラ、バレエが毎晩上演されます。ゴージャスな雰囲気に心が華やぐ壮麗な空間も、一見の価値ありです。

左:黄金色に輝く豪華な楽友協会ゴールデンホール。 (C) WienTourismus / Lois Lammerhuber
右:国立歌劇場では、バレエ団“エトワール”の華麗なパ・ド・ドゥに感動! (C) WienTourismus / Christian Stemper

 陽気なオペレッタを見るなら、フォルクスオーパー。ここはオペラやミュージカル、バレエのプログラムもあり、チケットも手に入れやすいのが嬉しいところ。

 ウィーン少年合唱団は、毎週日曜日に王宮礼拝堂のミサで歌います。合唱団は、上階バルコニーの後方で歌うので、下階の席からだと、声は聞こえるけれども姿は見えず……の状態なのでご注意を。この天使の歌声は王宮礼拝堂以外では、「ムート(MuTh)」でも聴くことができます。ここは合唱団のために作られたコンサートホールで、2012年にオープン。ウィーンの新しい魅力として話題を集めています。

楽友協会
URL http://www.musikverein.at/?lang=jp
ウェブサイトでチケット予約が可能。

コンツェルトハウス
URL http://konzerthaus.at/
ウェブサイトでチケット購入が可能。

ウィーン国立歌劇場 
URL http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/Startseite-Content.jp.php
ウェブサイトでチケット予約が可能。

フォルクスオーパー
URL http://www.volksoper.at/Content.Node2/home/index.jp.php
ウェブサイトでチケット予約が可能。

ウィーン少年合唱団
URL http://www.hofburgkapelle.at/content/service/
王宮礼拝堂日曜ミサの前売り券は、王宮礼拝堂窓口で販売。
金曜日 11:00~13:00、15:00~17:00、日曜日 8:15~8:45
料金 7ユーロ~
※立ち見の無料券は当日8:30から配布。

ムート
URL http://www.muth.at/en/
ウェブサイトでチケット予約が可能。

2014.06.09(月)

文=Seiko Suzuki(編集プロダクション studio woofoo)
構成=矢野詔次郎

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