「私には関係ない」とスルーしたいのは山々ですが、睡眠中のいびきは、自覚しづらいもの。実は若い女性で、いびきに悩んでいる人は多く、中には、命にかかわる「危険ないびき」もあるとか……。耳鼻科の専門医、慶友銀座クリニックの大場俊彦先生が、女性のいびき問題についてレクチャーします。

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「小あご女子」は、いびき予備軍?

 全国でも珍しい「いびき外来」を設置している大場先生のクリニック。いびきの悩みを抱える人が、1日に10人から15人も訪れています。

「おじさんの病気と思われがちですが、うちの場合、患者さんの男女比は半々。20~30代の若い女性も来院されます。つきあっている彼に指摘されて、はじめて気づいたという人や、結婚前に直したいとお母さんに連れられて来る人が多いですね」

 大場先生によると、いびきをかきやすい女性には、ある共通点があるそう。

「あごの小さい女性は、要注意です。のどぼとけの位置と、あごの先端を一直線で結んだとき、首のラインがくびれていない人は、いびきをかいている可能性があります」

 あごが小さいと、少し太っただけで、あご下や舌につく脂肪が気道を圧迫して、いびきをかきやすくなるのだとか。「最近、体重が増えた」「二重あごになりかけている」という人は、知らないうちに「いびき女子」になっているかも? 

 体重が増えて、いびきをかくようになった人は、ダイエットで解決する場合が多いそうです。

 とはいえ、自分自身のいびきは、なかなか自覚できないもの。注意してくれる人がいない一人暮らしの人は、どうすればいいのでしょう?

「わかりやすい目安は、日中に強い眠気を感じるかどうか。いびきをかく人は十分に睡眠がとれず、仕事中もぼんやりしがちです。また、花粉症で鼻がつまり、口をあけて寝ている人も、いびきをかきやすい。起きたとき、口がカラカラになっているはずです」

 心当たりのある人は、耳鼻科へ行って、いびきの原因をつきとめましょう。

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2014.03.01(土)
文=中津川詔子
写真=Valua Vitaly / Shutterstock.com