◆馬見ヶ崎さくらライン

 山形市を流れる馬見ヶ崎川。長年にわたり土砂を運んで堆積し扇状地が形成され、その扇状地の中央に市街地が広がり、山形市の地形の基盤となっている。また、日本一の芋煮会が行われる川として、山形市民に親しまれている。

 毎年、春になるとこの川の堤防沿いに全長2.3キロ、約200本の桜が並び、周辺がピンク色になる。春には桜のトンネルとなり、川沿いの道行く人たちを楽しませている。

 夜には一部がライトアップされ、見事な夜桜を鑑賞できる。

例年の見ごろ:4月中旬~下旬

馬見ヶ崎さくらライン(まみがさきかさくららいん)

所在地 山形県山形市小白川町付近 馬見ヶ崎川河畔
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_407.html

◆薬師ザクラ

 白鷹町には樹齢500年以上の古典桜といわれるエドヒガンザクラが6本あり、その中で最も古木なのが薬師堂の境内にあるのが「薬師ザクラ」。

 樹高は約10メートルほどですが、幹回りが約8メートルもあり大きくねじれ、多くのこぶがある巨大な幹は迫力満点。樹齢約1200年の風格が漂う桜の姿を一目見ようと多くの人が訪ねてくる。

 桜の見ごろにあわせて「しらたか古典桜の里さくらまつり」が釜の越農村公園で開催される。薬師堂からも近いので併せて楽しむのがおすすめ。

例年の見ごろ:4月中旬~下旬

薬師ザクラ(やくしざくら)

所在地 山形県白鷹町高玉3663
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_10290.html

2024.04.13(土)
文=桐生奈奈子