オペラハウスで楽しむ
ベトナムのアートパフォーマンス

17種の伝統楽器が奏でる
劇中音楽にも注目

ベトナムの日常で使われる生活用品がショーのいたるところに登場。パフォーマーの手により、そう使うか！ と思わずうなる小道具としてショーを盛り上げる。 (C) A O Show

 躍動感あふれる鮮やかなパフォーマンスのほか、トゥアン・レー監督とともにショーを作り上げたフランス越僑のグエン・ニャット・リー音楽監督の手による音楽も魅力のひとつ。ベトナムの伝統楽器による生演奏で奏でられる美しい旋律や音色は、時に楽しく、時にロマンチックに、ショーに叙情豊かな彩りを添えてくれます。

伝統楽器の奏者がショーの中に出演することも。 (C) A O Show

 また、2014年度の定期公演ではアー・オー・ショーだけでなく、期間をわけてトゥアン・レー監督の第１作である「Lang Toi／ラン・トイ」も公演予定(3・4月期)。各スケジュールやチケットは、ウェブサイトやチケット売り場で確認、購入ができるので、事前のチェックをお忘れなく。座席は特等席の「Wow!」をはじめ、「Ooh!」、「Aah!」の3種類があり、料金は1名63万ドンから。チケットに合わせ、ドリンクやアイスクリーム、ベトナム伝統のお菓子などもついてきます。

 旅先で観る現地のエンターテインメントは、その国独自の文化や魅力が楽しめる必見のスポット。上演時間は約１時間と少し短めですが、その中にたっぷりと詰まったベトナムの姿を、ぜひ存分に体感してみてください。

※1,000ドン＝約5円(2014年2月現在)

文＝杉田憲昭