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「笑顔が素敵ですね」と言われるのがうれしいです

――そのスコーピウスの評判の高さは直接西野さんの耳にも届いていると思います。これまでいただいた中で印象的な褒め言葉をぜひ教えてください。 

 自分で言うのは恥ずかしいんですけど(笑)。「笑顔が素敵ですね」と言っていただけるのがうれしくて。自分自身は舞台上で必死なので舞台上で笑っている実感はないんですけど、自然と笑顔になっているみたいなんです。本当に楽しいシーンでは、特にすごく笑っているんでしょうね。スコーピウス役が自分と重なる部分が多いことも笑顔の要因かもしれないです。

――どういうところが重なると感じていますか?

 臆病で優柔不断なところと、オタクなところですね。はじめはアルバスの方が自分らしいキャラクターだと思っていたのですが、台本を読み込んで、演技を重ねるうちにつくづく自分はスコーピウスだな、と。

 僕は新しいこと、挑戦することを怖がってしまうところがあるんです。スコーピウスも冒険に行くことにリスクを感じるタイプで「本当に大丈夫かな?」という不安を常に抱えています。「そんな無謀なこと、やめておこうよ」という気持ちが出てきてしまう。思わず「僕もスコーピウスの気持ちがわかるよ」と声をかけたくなります。

 あと、スコーピウスは“オタク”なんですけど、僕も自分の好きなことに関してはすごくのめり込むタイプ。本番前、世間話をしているときに、自分の好きなことの話題が出たりするとブワーっと早口でしゃべってしまうんです。みんなから「本当にスコーピウスじゃん!」ってたまに笑われます(笑)。

――共演者の皆さんともすごくいい雰囲気なんですね!

 自分は今23歳で、出演者の中で下から2番目の年齢なんです。ほぼ年上の方、かつ先輩ばかりなので、すごく可愛がっていただいてます! 本番前の楽屋はいつもワイワイしているんです。まるで一つの劇団のような、家族のような感覚というか。

2024.03.30(土)
取材、文=赤山恭子
写真=鈴木七絵
ヘアメイク=赤塚修二
スタイリスト=永田哲也