カレル・チャペック記念館
Památník Karla Čapka

赤い屋根が可愛い文豪ミュージアム

カレルが過ごした当時を再現した空間

 カレルとオルガが、結婚からの3年間を過ごした屋敷と庭園を記念館として開放。彼らと親交の深い文化人も多くここを訪れ、当時はサロン的な雰囲気だったという館内には、ふたりに関する資料を展示。すぐに見学できてしまうので、その後はのんびりと庭や周囲の散策を満喫したい。

森にはきのこが生え、小川が流れる。周囲には“ダーシェンカ”マークが目印の遊歩道も

何もないから、先を急がずのんびり楽しんで……

 ローカルムードの列車で到着したスタラー・フチ駅は、草ぼうぼうの小さな駅。住宅地のなかのカレル・チャペック通りを歩き、さらに湖の畔を進んでいくと記念館がある。小さな町には、ホスポダ(居酒屋)、メキシコ料理屋さん、スーパーが1軒ずつあるのみ。

Památník Karla Čapka (カレル・チャペック記念館)
所在地 Stará Hut' 125
電話番号 +420-318-522-265
URL http://www.capek-karel-pamatnik.cz/
営業時間 9:00~16:00 (4月~10月は~17:00)
定休日 土・日曜日 (4月~10月は月曜日)
入館料金 30チェコ・コルナ

橋本 篤=写真
矢野詔次郎=構成・文
クレメントゆみ子=コーディネート