ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!

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ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)

 1974年マドリード生まれ。スペイン映画『ボルベール〈帰郷〉』('06)でスペイン人女優として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた。『それでも恋するバルセロナ』('08)でアカデミー助演女優賞受賞。最新作は『悪の法則』('13)。

1位『8 1/2』('63伊・仏)

「何と言っても大好きな映画。マルチェロ・マストロヤンニが出ている映画は全部好き。セクシーで破滅的」

 著名な映画監督が新作の構想のため温泉地へやってくるが、苦悩だけが積もり、理想の虚構世界へと現実逃避する。

監督:フェデリコ・フェリーニ/出演:マルチェロ・マストロヤンニ

2位『アタメ』('91西)

「大好きなペドロ(アルモドバル監督)とアントニオ・バンデラスの最高に愉快な映画」

 精神病院に入院を繰り返す男の求愛を受けたポルノ女優が、やがて異常な愛を受け入れてゆく。

監督:ペドロ・アルモドバル/出演:ビクトリア・アブリル、アントニオ・バンデラス

3位『昼下りの情事』('57米)

「ゲイリー・クーパーとオードリー・ヘプバーンという最高にエレガントな男女のロマンス。私の憧れのスター、オードリーの美しさと演技力にうっとり」

 探偵が依頼人の男に妻の浮気写真を見せると、相手を殺すと息まき、探偵の娘はそれを止めようとする。

監督:ビリー・ワイルダー/出演:ゲイリー・クーパー、オードリー・ヘプバーン

2013.12.24(火)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供

CREA 2014年1・2月合併号
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この記事の掲載号

運命の映画 最愛のドラマ

CREA 2014年1・2月合併号

運命の映画 最愛のドラマ

定価 670円(税込)