この記事の連載

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 唇の乾燥対策としてだけでなく、顔の間延び対策としてもオススメしたいリップケア。

 前回は、私の唇を柔らかく、潤いを与えてくれたケアアイテムをご紹介しました。

 今回は、ケアした唇で行いたいエクササイズについてです。


マスクと加齢で間延び顔に

 その前に、私の悩みから。

 私は元々顔が長いのですが、加齢で一層間延びしたうえ、長らくのマスク生活で隠されていた口回りがすべて垂れ下がってしまいました。

 そのため、マスクを外して久々に自分の顔を見た時に、「がーん、ここまで下がったとは……」とショックを隠せませんでした。また、マスクを外して外出した時は、「口って、本当はこんなにもよく動くものなのか」と、口回りの筋肉のポテンシャルにも驚きました。

 そしてそれだけに、「マスク下で3年間も過ごした結果、どれだけ老化したのだろうか……」と空恐ろしくなったのです。

 ところが、乾燥対策のためにリップケアを始めたところ、唇が潤ってきただけでなく、柔らかくもなって、自由自在に動かせるようになりました。

 すると口をどんどん動かしたくなってきて、歩いている時も、パソコンを見ている時も(つまり、この原稿を書いている今も)、常に動かしていたのです。

 その結果、気づいたら私の唇は、ふっくらと面積を増して、鼻下の間延びが減っていました! 

 鼻の下の長さは、年齢と共に伸びてきた実感がありますが、理想は「唇の下からあご先まで」との長さの比率が「1:2」だとか。

 ケア前の私は、「1:1」どころか、「2:1」くらいだった気もしますが、そこは克服しつつあるのではないかと思ったりもしています(自己診断)。

 ちなみに、鼻下の間延び感がどうして減ったかと言うと、エクササイズによって唇に厚みができたからだと思うのです。

 厚みができると、唇の上に「ライン」ができますが、すると前から見た時に、鼻下の長さが減ったように見えるのです。

 また、口を大きく動かすことにより、頬が押し上げられて、頬部分の間延び感も減らすことに成功。さらに頬が上がったぶん、目の下のクマの範囲も減るので、クマも軽減されたように見えるのです。これまた自己診断なのですが、唇の面積の大きい写真は撮れるようになりました。

 では、私が行っているエクササイズをご紹介しましょう。

2023.06.11(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史