新しい季節の到来、そして3月21日の“宇宙元旦”を目前に、肌と心を浄めて整えれば運気もアップ。「ルナロジー」創始者のKeikoさんが月星座から導く開運ビューティアクションで、“きれいの追い風”に乗りましょう。

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個性が輝く時代。月星座で自分らしさを知る

 私たちが日々目にする12星座占いは、一般的に太陽星座をみているもの。Keikoさんがみる月星座とは、どのような特徴を持つものなのだろうか。

「私たちが生まれた日に、“太陽”が何座に位置していたかで判断するのが一般的な星占い。一方、私は“月”が何座に位置していたのかを重視しています。月星座は、もともと私たちが生まれつき持っているもの、すでに与えられているものを示します。たとえば、体質、気質、適性、才能、感性、雰囲気……肌質や髪質もそうです。その人のベースにあるもの=個性が、月星座をみることでわかるということなのです」(Keikoさん・以下同)

 2020年の年末、約200年に一度の変革期を迎え、“風の時代”が幕を明けた。新しい時代に求められるのは、画一的な美しさではなく、自分らしさ。その個性を輝かせるヒントが、月星座から読み解けるそう。

「私たちは生まれてからずっと“地の時代”を生きてきました。地の時代は、女性の美にしても、顔が小さい、目が大きいなど、美しいとされる一般的な基準が存在しました。しかし“風の時代”に主流になるのは、自分らしさ=美しさ。人の数だけ美しさの形がある、とも言い換えられます」

 とはいえ、SNSなど情報過多な時代。無いものねだりをしたり、必要以上に周りの人と比べてしまい、自分の個性を見落としている人が多い印象も。

 「自分が本来持っているものを無視し、誰かが持つものをそのままコピーして取り入れても上手くいかないですし、同じ美しさは生まれません。とすると、月星座に象徴される、個々が生まれながらに持つ美しさ、醸し出す雰囲気、オーラを土台にしていくほうが、きれいの追い風にたやすく乗ることができると思いませんか?

 すでに私たち自身が内包する美しさの種を育て、伸ばしていくことこそ、風の時代の美しさ、そして生きやすさに直結していきます。だから今の時代こそ、月星座を意識してみる価値があると思うのです」

月のリズムに調和すると、美しさが加速する

 女性を象徴する天体でもある月。美容において、月星座と並ぶ美の土台として意識したいのが、月のリズムだという。

「月のサイクルは1周約29・5日。約28~30日といわれる女性の生理周期や、約28日といわれる肌のターンオーバーの周期とも一致します。生理周期も肌のターンオーバーも、同じことを毎月繰り返し、自分の体調なり、美しさを整えていくわけですよね。それはまさに満ち欠けを繰り返す、月の姿そのものなのです」

 Keikoさんの周りからは、月のリズムを意識しただけで生理周期が整った、肌がきれいになった、などという声も。

「約60兆個ある体の細胞は、それぞれが意思を持っていると私は考えています。自分が頭の中で『今日は新月』『今日は満月』と意識を月に向けるだけで、全細胞が覚醒し、体が月に合わせたリズムを刻んでくれるようになるんです。まずは意識してみることが大切。自然のリズムに調和すると、女性の美しさは加速していきます」

 月のリズムが美容に大きく関わる理由として、月の満ち欠けによるエネルギーの変化もあげられる。

 「月の引力で海の水分が引っ張られる、潮の満ち干き。海だけでなく、地球上にあるすべての水分が月の影響を受けて反応します。人間の体の約6割は水分なので、私たちの体も影響を受けないわけがありません。

 また、月の満ち欠けのリズムで言うと、新月から満月までの約2週間は、あらゆるエネルギーを吸収しやすい時期。美容法で言うなら、化粧水でたっぷり水分を与えたり、サプリメントを摂取するなど、足りないものを補うことに適したタイミングです。

 一方で、満月から新月にかけて注力したいのが、削ぎ落とすケア。角質ケアや、汗をかいてデトックスするのもよいでしょう。このように、月のリズムに合わせたお手入れをすることで、ただ漠然とケアをするより、日々のお手入れを何倍も効果的に行うことができるようになります」

2022.03.19(土)
Text=Ai Yoshida
Illustration=Haruka Toshimitsu

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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