美味しくてかわいいプレートがいっぱい

 「カナダのアーティストとゲストの文化交流の場にしたい」というコンセプトを持つザ・ドレイク・ホテルには、館内の至るところにアート作品が設置され、エッジ―な空間が注目を集めている。トロント国際映画祭のときはパーティーも開催、多くのセレブにも愛されるスポットだ。

 ホテルに隣接する「ザ・ドレイク・カフェ」は、気取らない心地よい空間で地元でも人気だ。搾りたてのフルーツジュースや、野菜本来の苦みをいかしたサラダなどの体にいい食事が受け、常に地元客で溢れている。

リピート必至! 胃袋を満たす市場

 街の中心部となるダウンタウンには200年以上もの歴史をもつ「セント・ローレンス・マーケット」がある。レンガ造りの伝統ある建物は、以前、市庁舎だった。今は市民の台所となり、生鮮食品やデリを中心に、おみやげ物、衣類まで取り扱っている。2012年にはナショナル・ジオグラフィック誌から“世界最高の食品市場”に選ばれたほどだ。

 新鮮なシーフード料理や作りたてのサンドイッチなど、イートインができるお店も多い。街歩きで体が冷えたら、マーケット内を巡りながら過ごすのも手。トロントでは絶対に外せないスポットだ。

St. Lawrence Market

http://www.stlawrencemarket.com/
※この界隈を巡るウォーキング・フード・ツアーもあり(2020年11月現在最大5名で催行)

大人の社交場! ルーフトップバーでひと息

 1891年に建てられたオフィスビルを、インテリア会社のオーナーがホテルとして全面リニューアルされた。高いデザイン性を演出しつつ、モダン過ぎない心地よい空間が魅力だ。

 なかでも、最上階のルーフトップバーは開放感に溢れ、夜な夜なトロントニアン(トロントっ子)が集う。太陽が沈んでいく様子をゆっくりと眺めていると、旅の疲れが癒やされるのでお勧めする。しかし、日が暮れたころには席が埋まってしまうほどの人気っぷり! 訪れる際は、ぜひ席を予約しておきたい。

The Broadview Hotel

https://www.thebroadviewhotel.ca/

 そのほか、トロントの最新グルメシーンを知りたいときは、下記のURLをチェック! カナダ料理やカフェ、ブランチ、はたまたBBQなど料理検索のカテゴリーがふんだんなので、食べたいものや気分にあわせてセレクトしてみて欲しい。

https://www.seetorontonow.com/cuisine/

 ナイアガラとトロントの旅は、大自然と大都会を難なく行き来できる。魅力的だからこそすぐに出かけたくなるが、2020年11月現在、カナダへは入国制限措置がとられている。今はカナダへの想いを馳せつつ、現地へ旅する日が早くやって戻ってくることを祈るばかりだ。

※記事の内容は2020年3月取材時のもの
※安全に旅行していただくための最新情報はこちらをご覧ください。https://covid-19.ontario.ca/

文・撮影=CREA編集部
コーディネーター=ミッキー中村