使い方も目的も脱・固定観念！
新常識美容アイテムに乗り換えて

新常識にのりかえて
ビューティ習慣をリセット

　2019年は続いているのに、元号が新しくなったことで、なんとなくまた、ニューイヤーを迎えるような気持ちになれたのは、日本に暮らしている人だけの特典かも。

　平成30年間の美容史を締めくくるにふさわしい化粧品が駆け込みでたくさん発売された後には、いままで疑問を感じず惰性的に続けてきたビューティの常識や習慣が、改元とともにじわじわリセットされそうな気配。

　たとえば化粧水は水分を補うもの、クリームはジャーやチューブに入っているものという先入観。

　固形石けんシャンプーは髪がゴワゴワして使えないという思い込み。

　マッサージクッションは自宅のソファーやベッドで使うものという固定観念。

　このように使い手側が勝手に狭めている枠を見事に打ち破る、新常識アイテムがどんどん登場しているのだ。

　過去の考えに執着していたら当然アプローチは古くなる。慣れに甘んじていても古くなる。平成から令和に時代が変わったタイミングを、美容ルーティン見直しのいい機会に！

　使い方も目的も、脱・固定観念！

(1) LOURDES

●マッサージクッションA4 ホワイト

　あったらいいな、を形にするのが得意なルルドが今回作ったのは、ファイルボックスにぴったり収納できるA4サイズで、オフィスで違和感なく使えるマッサージクッション。

　約W300×L100×H210ミリのコンパクトさで親指型のもみ玉が腰や骨盤をケア。座り体勢で凝りがちな部位をもみほぐせて最高に重宝。

(2) DIOR

●プレステージ ローション ド ローズ

　可愛らしいピンクの見た目が大人気のプレステージユイル ド ローズにシスター的なケアが誕生。

　サプリのように肌を整える亜鉛、銅、マグネシウム豊富なローズミネラルと、バリアを強化するローズオイルを、最先端のハイテクでみずみずしいローションに。美容液レベルの中身を持った化粧水を新常識に。

(3) SISLEY

●シスレイヤ インテグラル 
　コンセントレート ハンド SPF30

　シスレーのハンドケアは、伯爵夫人であるマダムが関わっているだけあって本気のアンチエイジング目線が新しい。

　手に静脈が浮き出る嫌な「ハンドベイン」状態をやわらげるために有用な植物成分を2種類も探し出して配合。

　超微粒子酸化チタンを使った紫外線防御も加えて手の“品位”を全力で守る仕様。

(4) GIVENCHY

●ランタンポレル ブロッサム
　クリーム ミスト

　シュッとひと吹きの爽快なミストが、実はクリームの働きをするという驚きのポータブル・スキンケア。

　朝晩のスキンケアに、日中の乾燥対策に、メイク仕上げのツヤ出しに、お化粧直しに、ボディやヘアにと、フルで使えるマルチタスク。

　ひと吹きで確かにしっとり心地よく効率のよいアンチエイジングケア。

(5) MIMC ONE

●ハーブトゥースジェル

　100％天然成分の歯磨きジェルは、水を使えない緊急時や、うまく口内がゆすげない子どもやお年寄りのことまで考えた新常識ツール。

　与論島の海水から得られた海塩と、チンピ、カンゾウ、オウゴン、チョウジ、ウィローなどのハーブをベストバランスで配合し、発泡剤は使わずに作られているのが嬉しい。

2019.05.20(月)
text=Keiko Watanabe
photographs=Hidetake Nishihara(TENT)

CREA 2019年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。