地野菜をふんだんに使い
雑味や苦味も生かした調理を

●菜食 光兎舎

 京都郊外の京北で無農薬野菜を育てる「天土オルガニカ」のものを中心に地野菜をふんだんに使い、マクロビをベースに作られる菜食料理店。

 野菜の持ち味を知って欲しいと、店主の加藤祐基さんはあえて雑味や苦みも生かした調理をする。

 車麩のカツレツや野菜の梅肉海苔巻き、柿とマスタードドレッシングのサラダ、揚げ湯葉など10種類ほどのおかずが盛り込まれたプレートは、運ばれてきた途端、歓声が上がる華やかさ。

 それはまるで自然の色だけで描かれたアート作品。

 ヒジキを味噌に仕立ててカブと和えるなど意外な食材の組み合わせや、メリハリある食感と味付けに、野菜の美味しさを改めて実感するひとときを。

菜食 光兎舎
(さいしょく こうさぎしゃ)

所在地 京都市左京区浄土寺上馬場町113 木のビル2F
電話番号 075-761-7707
営業時間 12:00~18:00
定休日 月・火曜、不定休
※予約が望ましい
http://kousagisha.com/

Feature

京都で食したい最高の午餐

文=CREA Traveller編集部
撮影=志水 隆