世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第199回は、大沢さつきさんが、トルコのリゾート地と首都を周遊します。


ヨーロッパ有数のリゾート
ボドルムへ!

 エキゾティックで猥雑で、ギリシャ時代からの歴史があって親日国のトルコ。人気デスティネーションとして、またまた脚光を浴びている昨今。「弾丸だがゆったりする2度目のトルコ旅」という命題を持って出かけてみることにした。

 出発は成田空港、21時25分。ターキッシュ エアラインズ053便。人気のフライトは満席で、にぎにぎしく旅のスタートを切った。

 イスタンブール到着、3時35分。そのまま5時30分発のフライトで、評判のリゾート地「ボドルム」へ。

 ボドルムは日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパでは人気のリゾートだ。「CONDÉ NAST Traveler」誌でもワン・オブ・トップのリゾートとして取り上げられることが多い。

 と、6時40分にボドルムの空港に着き、そのまま一路「シックスセンシズ カプランカヤ」(以降シックスセンシズ)へ。

 車で小一時間。朝の8時過ぎには、リゾートに到着。いよいよ「弾丸だがゆったりする2度目のトルコ旅」の本番だ。

 まずは朝食。目の前に広がるエーゲ海を眺めながら、ぼうっとしつつも食欲は旺盛で……。

 バラエティに富んだビュッフェをひと通り堪能したら、シメはクレープ。好きな具をチョイスして、焼いてもらうこと5分。文字通りチョコレートとろけるおいしいクレープに舌鼓を打つ。

 トルコはチョコレートがおいしい。しかも、あの「ゴディバ」もトルコの企業が所有という勢い。おいしいわけだわ。

 食事の後は、リゾート内をちょい散策。シックスセンシズは丘を利用して建てられているので、少し歩くだけで景色が様変わりして楽しい。ま、アップダウンがあるので、上り道はエクササイズではあるけれど。

 スケールの大きいウェルネスリゾートだが敷地も広いので、開放感がある。コンテンポラリーな建築で無駄なくスッキリだから、よけい広さを感じるのかもしれない。

 お腹がこなれたところで健康チェック! シックスセンシズ独自の「ウェルネススクリーニング」で体組成や代謝、血中酸素濃度などなど、コンディションを分析してもらう。

 これ、両手両足を電極板に置くだけでできるという素晴らしさ。日本で同じような検査を手間ひまかけてしたばかりだったので、ほとんど結果が同じなのにはびっくりだった。

 で、通常はこの後6つの運動をふくむ身体機能テストをして、運動や食事などの改善プログラムを組んでもらうのだが……。

 残念ながら今回は3日間の滞在。分析結果をもらい、戒めとすることで終了する。

 そして次は現実逃避とばかりに、トリートメントへと向かう。夜のフライトだったし、ここはトルコなので、まずはハマムで女に磨きをかけることに。

 ゆったりもできるし、ハードにトレーニングもできるというリゾート、シックスセンシズだが、前者を選んだのはいうまでもない。

2018.12.27(木)
文・撮影=大沢さつき